パリ・サンジェルマン(PSG)の監督交代が正式に決まった。今月はじめグラスゴー・レンジャースを退任したばかりのポール・ル・グエン氏が就任し、昨シーズン途中から監督を務めていたギィ・ラコンブ氏は15日付で解任となった。PSGが15日、公式ホームページで明らかにしている。

 PSGは13日、リーグ・アン後半戦の初戦でバランシエンヌに1−2で敗れ、2部降格圏内にあとひとつの17位に陥落している。第20節以降の順位としては、PSGにとって過去最低となった。

 今シーズン8敗のうち、ホームで敗れたのは5度目。13日の試合後、観客席からはラコンブ監督に対し、容赦なく「やめろ」コールが浴びせられた。ラコンブ氏が監督に就任して以来、PSGのリーグ・アンでの成績は、8勝16敗14引き分け。結果を残せなかったばかりか、起用法をめぐって選手とたびたび争いを起こし、元フランス代表ドラソーの解雇という異例の事態も招いていた。

 ル・グエン新監督は現役時代、引退まで7シーズンをPSGで過ごしている。PSGのサポーターからは、レンジャース退団が報じられると同時にラブコールが巻き起こっていた。

 ル・グエン氏の監督就任は15日午後2時、PSGの本拠地「パルク・デ・プランス」で開かれた記者会見で正式に発表された。