U-19日本代表の伊藤翔が11日、フランスリーグ2部のグルノーブル・フット38との契約にサインし、クラブ事務所で入団会見を行った。

 現地フランスでの報道はまだまだ小さい扱いだが、グルノーブルの公式ホームページはトップで、「名古屋・中京大中京高校出身の日本の若きフォワードが記者会見でフランスのメディアの前に姿を現し、学び続けたいとの意欲を明らかにした」と報じた。記事は「彼はフランスにうまく順応したいと望んでおり、クラブ首脳陣もそのために必要な時間を与えるつもりだ」と続けている。

 44歳と若いイボン・プリカン監督は、「ショウには、言葉、欧州のプレーなど、まだまだ学ぶことがたくさんある」と語り、チームの環境に溶け込むまでの間、プレッシャーを与えずにじっくり育てる方針を明らかにしている。

 フランス通信(AFP)は、「グルノーブルでプレーできることがとてもうれしい」という本人の言葉とともに、「18歳で、彼はフランスのサッカーにすぐに順応できる潜在力をもっている。本人には、近い将来リーグ・アンでプレーできるようになると話してある」というプリカン監督の談話を紹介している。