映画『大きな玉ねぎの下で』追加キャスト(左から)和田正人、伊藤あさひ、山本美月、中川大輔、休日課長

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 神尾楓珠と桜田ひよりがダブル主演する映画『大きな玉ねぎの下で』の追加キャストとして、山本美月、中川大輔、伊藤あさひ、休日課長、和田正人の出演が発表。併せて、令和と平成、ふたつの時代で織りなされる“ピュアな恋”を写し出した場面写真14点が一挙解禁された。

【写真】令和と平成、エモさ溢れる“ふたつの恋” 『大きな玉ねぎの下で』場面写真(14点)

 本作は、今年で結成40周年を迎えたロックバンド・爆風スランプが1985年にリリースした楽曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた作品。楽曲、映画のタイトルにもある「大きな玉ねぎ」とは、日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠(ぎぼし)を指している。

 本作で描かれるのは、手紙やノートでのやりとりを通して、顔も知らない相手に恋をするラブストーリー。SNSで簡単につながれる時代に、あえて手書きで心の声をつづりながら関係を築いていくノスタルジックな世界観はもちろん、令和と平成2つの恋が交錯することも本作の大きな見どころの1つだ。

 この度、丈流(神尾)と美優(桜田)を取り巻く個性豊かなキャラクターを演じる、追加キャスト5名が解禁。

 カフェ「Double」で働く美優の先輩、篠田沙希役を演じるのは、山本美月。俳優やモデル、さらにはイラスト制作も手掛けるなど多彩な才能を発揮している山本が、本作では先輩として、恋に仕事に一喜一憂する美優を温かく見守る。山本は「撮影中は、美優の心の拠り所のようなバイト先の先輩であれればと思いながら過ごしていて、この役を演じることで、私大人になったんだなと感じました」とコメント。桜田演じる美優とのやりとりに期待が高まる。

 丈流の大学のクラスメイトを演じるのは、2025年のネクストブレイクを予感させる若手キャストたち。その中のひとり、喜一役は中川大輔。モデルとしてデビュー後、映画・ドラマ・舞台とさまざまなフィールドで活躍する中川が演じる喜一は、丈流の“もどかしい恋”を陰で支えるムードメーカーだ。中川は「人、時代、いろいろな要素が最後一つになって名曲に繋がっていて、台本を読む度に泣いてしまいました」と、作品に感動したことを明かしている。

 同じく丈流や喜一の友人・小柴役には、伊藤あさひ。映画やドラマをはじめ、ミュージカルなど幅広く活動する伊藤が、本作では丈流や喜一と違い、将来を見据え堅実的に行動する大学生を、自然体の演技で表現する。伊藤は、オファーを受けた当時を振り返り「楓珠くんからも『本当の友達がいると嬉しい』と連絡があり、自分としては親友の力になりたい、本当の親友だからこその空気感を出せるのではとワクワクしながら参加しました」とコメント。普段から交流のある神尾と伊藤のシーンに注目だ。

 丈流のバイト先、バー「Double」の店長・重田役を演じるのは、「ゲスの極み乙女」「DADARAY」「ichikoro」「礼賛」の4つのバンドのベースを担当する一方、映画やドラマで俳優としても精力的に活動している休日課長。本作で将来に悩む丈流を見守る職場の先輩というキャラクターにふんしている休日課長は「高校時代、初めて『大きな玉ねぎの下で』を聴いた時、その曲と日本語の魅力に溢れた歌詞に感動した記憶が鮮明に残っています。大好きな曲から生まれた映画からのお誘い、たまらなく嬉しかったです」と、作品への熱い想いを語っている。

 そして、丈流がバーで出会う若い起業家・望月役には、和田正人。話題作への出演が絶えない実力派の和田が、丈流を気に入るベンチャー企業の社長という役どころを務める。和田は「世代によっては懐かしくもあり、新鮮にも感じられる。そんな不思議な感覚を与えてくれる希有な作品です。映画館でほっこりした心の温もりを感じて下さい」と、本作の魅力をアピール。

 併せて公開されたのは、丈流と美優のバイト先「Double」でのカットをはじめとする場面写真14点。バイト先のノートを通じて言葉を交わし始めたことを機に、お互いの顔も声も知らぬまま惹かれ合うふたり。気になる“あの人”のことを思い浮かべながら「伝えたい想い」を込める彼らの優しい表情が印象的に写し出され、エモーショナルな雰囲気が漂う。さらに、「いつか会ってみたい」と思いながらもあと一歩が踏み出せない、不器用な彼らを取り巻く個性豊かなキャラクターたちの姿も収められ、そのもどかしい恋の行方にますます期待が膨らむ。

 本作では、平成で描かれる“もう一つの恋”にも注目。今回の場面写真の中には、同じ高校の放送部に所属する虎太郎(藤原大祐)と大樹(窪塚愛流)が部室でふざけあう仲睦まじい様子や、病気がちで控えめな今日子(伊東蒼)と彼女に寄り添い支える親友の明日香(瀧七海)の姿も。大樹から手紙の代筆を頼まれ、手紙のやり取りを交わすうちにいつしか文通相手に恋をしてしまう虎太郎と、たわいもない手紙のやり取りが辛い入院生活の支えになっていく今日子。令和と平成、時代を超えて交差する切なくも淡い恋の物語にも期待したい。

 また今回、12月13日よりムビチケの発売も決定。武道館をバックに丈流(神尾)と美優(桜田)が話す自然体の姿が好評を博した、ティザービジュアルがデザインされている。

 映画『大きな玉ねぎの下で』は、2025年2月7日より全国公開。

 追加キャストのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■山本美月(篠田沙希役)

少し休んでいた期間があったので不安でしたが、草野(翔吾)監督とご一緒してみたかったのと、素敵なお話だったので受けさせていただきました。撮影中は、美優の心の拠り所のようなバイト先の先輩であれればと思いながら過ごしていて、この役を演じることで、私大人になったんだなと感じました。ひよりちゃんは初めましてでしたが、とても一生懸命で真面目で可愛い方です。

この作品は、懐かしい気持ちになる方も居れば、また新鮮な気持ちになる方も居る、幅広い世代で楽しめると思います。この優しい空気感を感じに是非観に来てください。

■中川大輔(喜一役)

以前、武道館にライブを観に行った際、偶然「大きな玉ねぎの下で」を口ずさんでいたんです。こんな恋愛素敵だなと思っていた記憶が、出演のお話を聞いた時に蘇りました。人、時代、いろいろな要素が最後一つになって名曲に繋がっていて、台本を読む度に泣いてしまいました。

現場では、監督の意向もあって、神尾さんを笑わせることを目標に演じていました。あさひも含めて3人で本当の同級生の空気を作れたと思います。みなさんの心に残る映画となっていますので、ぜひ映画館で観てほしいです。

■伊藤あさひ(小柴役)

オファーいただいた際、楓珠くんからも「本当の友達がいると嬉しい」と連絡があり、自分としては親友の力になりたい、本当の親友だからこその空気感を出せるのではとワクワクしながら参加しました。台本を読んで、SNSなどが発達した時代ですが、想いを伝えるのには悩みながら人の手で書かれた手紙も素敵だなと改めて気づかされました。

この映画には大切な人からもらう手紙のような安心感があります。「大きな玉ねぎの下で」という曲と共に、どこか懐かしい気持ちになりながら楽しんでいただけたら幸いです。

■休日課長(重田役)

高校時代、初めて「大きな玉ねぎの下で」を聴いた時、その曲と日本語の魅力に溢れた歌詞に感動した記憶が鮮明に残っています。大好きな曲から生まれた映画からのお誘い、たまらなく嬉しかったです。手書きのメッセージだからこそ描かれる恋の魅力、美しさ、泣いてしまいました。

私の演じた重田は、ちょっとイタい感じが自分とシンクロ。そんな私&重田に明るく接してくださった神尾さん、すっかりファンになりました。みなさん、映画を観にきてください。素晴らしいです。

■和田正人(望月役)

小学生の頃に聴いた名曲にインスパイアされた作品という事もあり、今作のお話を伺った時は、僕自身があの頃にタイムスリップしたかのような懐かしい感覚になりました。神尾君との撮影は、より良い空気感のもとでシーンを作り上げようという想いを、言葉なくとも互いに共有できたように思えて、面白かったです。

世代によっては懐かしくもあり、新鮮にも感じられる。そんな不思議な感覚を与えてくれる希有な作品です。映画館でほっこりした心の温もりを感じて下さい。