中国独自開発の「ロボットウルフ」部隊が初の動態展示
第15回中国国際航空宇宙博覧会(中国航空ショー)の会場では、複数の種類の軍用機が青空を舞う姿が見られるだけでなく、各タイプの無人装備の得意技も見られる。中国が独自に開発した「ロボットウルフ」が中国航空ショーの会場で初めて動態展示された。
ロボットウルフの分隊には、内部の分業もある。分隊全体は総合指揮車、偵察・探査ロボットウルフ、正確攻撃ロボットウルフ、総合支援ロボットウルフで構成される。偵察・探査ロボットウルフはターゲットの情報収集を担当する。ライフルを搭載する正確攻撃ロボットウルフは、編隊における重要な攻撃力だ。総合支援ロボットウルフは物資搬送と弾薬補充が可能で、集団作戦の概念を運用し「人・車・ウルフ」の相互接続、情報共有、動的自主協同を実現できる。正確攻撃ロボットウルフは偵察・探査ロボットが伝送したデータ・情報を取得した後、ターゲットに正確な攻撃を仕掛けられる。
こうしたロボットウルフ作戦分隊は実際の作戦において、複雑な地形で兵士に合わせて作戦を実施できる。このスマート無人集団という作戦方法により、都市の市街地や山間部・高原などの複雑なシーンにおける低い通信能力や弱い突撃能力といった問題を効果的に解決し、特戦分隊及び歩兵分隊に集団式の総合作戦手段を提供できる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)