手越祐也、新曲「Flash back」発売記念インタビュー公開!「自分の曲ですが“かっけえ!”と思いました(笑)」

写真拡大

【その他の画像・動画等を元記事で観る】

■手越祐也、自身の誕生日に新曲「Flash back」をリリース!MVも公開

自身の誕生日である11月11日に新曲「Flash back」をリリースした手越祐也のオフィシャルインタビューが公開された。

2021年7月7日にソロデビューして以降、「リーチや露出が減るのは覚悟のうえで、コツコツと音楽活動を積み重ねてきた」と語る手越祐也。新曲「Flash back」は、その歌詞にもある「圧倒的努力と前傾マインド」で突き進んできた4年間の活動を経て、期が熟した今だからこそ表現できる作品となった。

また、「Flash back」のMVも公開された。ダンサーも入ったダンスシーンと勢いのある映像をぜひ楽しもう。

■手越祐也 インタビュー
Q:11月11日配信リリースの新曲「Flash back」は日韓共同制作とのことですが、きっかけについて教えてください。
実は、ワインを通して出会った韓国の方が繋いでくださったご縁なんです。いち友人として「一緒になにかやりたいよね」と最初は話していたんですが、僕の曲をたくさん聴いて「デモを作ってみたんだけど、どうかな?」と曲をいくつか送ってくれて。なかでも「Flash back」の元となる楽曲が抜群にかっこよくて、「これ歌いたいなあ」と思ったんです。

正式な仕事にするとなると音楽担当とも話し合いをしなければならないし、新曲のプロジェクトとして公平なコンペもして、みなさんに作っていただいたデモをたくさん聴きましたが…やっぱり「Flash back」が一番印象に残ったので、「じゃあこれをブラッシュアップしていこう」ということになりました。そこから韓国の音楽チームも加わり、何度もキャッチボールしながら作ったのが「Flash back」です。

Q:きっかけはワインだったというのが、幅広く挑戦されている手越さんらしいエピソードですね。
ソムリエの勉強をしていたときに、ワインの先生が主催する会に参加したところから始まったご縁なんですけど……本当に、どこに出会いが転がっているかわからないというのが面白いですよね。今回のことで僕も改めて出会いの面白さを感じました。

Q:歌詞は眉村ちあきさんが担当されています。手越さんのことをよく理解されているからこそ表現できるものがあると思いますが、眉村さんに依頼した意図を教えてください。
まず、男性が書く歌詞と女性が書く歌詞って、聞き手の捉え方や聞き手に伝わるものが違うと僕は思うんです。そういう意味で、今回の歌詞もこれまで歌い続けてきたことと近い内容ですが、ちあきちゃんが書くことでまったく違った表現になるだろうと思ってオファーしています。

かつ、ソロデビューしてからこれまでコツコツと積み重ねてやってきた結果、手が届かなかったお仕事ができるようになったり、新しい仲間が生まれたりと、明るい未来が見えている今だからこそ、僕の生きざまや仕事への向き合い方を知ってくれている人に「あなたには今、手越祐也がどう見えている?」ということを歌詞にしてほしかった。特にちあきちゃんは、とても大変だったステージを一緒にやり遂げてくれた仲ですし、舞台裏で戦う手越祐也の姿をずっと見てくれていたので…。

Q:歌詞に込められた思いの強さもひとしおですね。
そうなんです。裏方の僕を見ていないとわからない部分ってやっぱりあると思っていて…そこを知っているちあきちゃんが生み出すリリックは説得力や重みが違いますよね。僕と仕事をしたことがない作詞家の方が書くものも新たな気づきがあって面白いんですが、一緒に歌ったり、以前に楽曲を提供してくれたり、現場での僕を知っているちあきちゃんが見た景色を、彼女の感性で書いてくれた歌詞というのは熱量や重みがあって、ガツンと伝わってきますよね。

Q:作曲はSiwoo、宇田川翔、Msk Off、The Hillsが、MIX&マスタリングはMasterKeyが担当するという豪華布陣になりました。彼らにオーダーしたことは?
1曲を通しての疾走感と勢いを大切にしてほしいとお願いしました。ロックにもクラブミュージックにも聴こえるし、EDMのようなサウンドも入っている“全部乗せ”で攻めまくっている曲になりました。

テンポが速く、間奏もなく、息継ぎすら難しい曲だからこそ、そのドライブ感をさらに加速させるようなサウンドにしてほしいともお願いしましたし…最後のサビはそれまで歌ってきた内容を経た決意といいますか、自分をすべて開放して語り掛ける「夢を見るなら僕とどう?」という言葉なので、サウンドをさらに重ねて豪華にしてほしいとオーダーさせていただきました。

Q:ユニセックスのハイトーンボイスが映える、手越さんにしか表現できない楽曲であるとも感じました。声の出し方はどのように決めたのでしょうか?
現場で僕が判断して決めました。特にBメロは考えましたね。キーがすごく高いので、そこまで出すためにも本来ならガツンと張るような発声になると思うんです。ロックな曲で声を張って「俺どう?」と歌うかっこよさですよね。でも、今回はあえて一歩引いて、声のトーンや音量を落とすことによって“クールな強さ”を表現してみたいと思ったんです。

これまでの戦って戦って、戦いまくってきた俺だったらガーンと声を張るのが適していると思いますが、今はいろんなことが叶ってきている状況で、少し気持ちにも余裕ができているので…声を張りまくるのではなく、俯瞰するイメージでエッジをきかせるのがいいんじゃないかと思いました。もちろん現場ではいろんな種類の発声で録りましたが、今の自分が「Flash back」を歌うならば、この表現だなというものを選んでいます。

Q:完成した作品の感想は?
自分の曲ですが「かっけえ!」と思いました(笑)。早いテンポでドライブ感を出さないといけないし、ラップっぽいけど力強く、言葉もはっきり立てないといけない。Bメロの高いキーは一歩引いた声の出し方をして、最後はスパークさせながら高い声をバシッと出す、みたいな…3分弱の曲のなかにヴォーカリストとして必要なたくさんの能力が散りばめられているので、「よし、やってやるぞ!」という気持ちで歌いました。

やっぱりね、韓国チームの方たちに作っていただいた曲を「俺は日の丸を背負ってるんだ」という意識で歌いますから。半端なパフォーマンスをお見せするわけにはいきませんし、見た目はチャラいにーちゃんでも(笑)「ボーカリストとして信頼できるんだな」と思っていただきたいので…大きなチャレンジではありましたが、すごく燃えました。

Q:ライブで歌うのはかなり大変そうですが、盛り上がるのは間違いない楽曲になりましたね。
「まあ俺、踊るよね?」っていうのは容易に想像できます(笑)。ただ、「踊りながら歌えるようなピッチと速さじゃないけど、どうする?」みたいな(笑)。でも僕はハードルが高ければ高いほど燃えるタイプなので、「いやいや、俺歌いながら踊れるんで」って言っちゃいますし、自分の限界を超えさせてくれる楽曲がまたひとつ生まれたことが嬉しいです。

Q:ステージでのパフォーマンスが楽しみです。
マジでしんどいですけどね!(笑)

Q:タイトルを「Flash back」にした意図は?
韓国チームが作ってくれたタイトルですが、音の響きがしっくりきたのと…思い出が走馬灯のように駆け巡るというのが「なんか俺にぴったりじゃない?」と思いました。ソロになったばかりの辛かった時期にいろんな人からかけられた言葉や、初めてオフラインでできたライブの景色、バンドマスターのSinさんに初めて会ったときの会議室……多くのことが叶い始めた今だからこそ、この4年間のそういった情景が走馬灯のように頭のなかによぎるんですよね。今届けたい想いにぴったりのタイトルになりました。

Q:ある意味、4年間の到達点ともいえる楽曲「Flash back」をご自身の誕生日である11月11日にリリースするわけですね。
もっとたくさん曲を作って、ツアー前にミニアルバムとしてリリースするという考え方もあったと思いますが、4年間でストックされてきた愛すべき曲たちがたくさんあるので、それらも大事に育てたい。僕はライブ毎に曲の魅せ方を変えられる自信があるので、今開催しているツアー『手越祐也LIVE TOUR 2024 OVER YOU』ではこれまでの曲たちとじっくり向き合いたいという想いがありました。

とはいえ、ずっと応援してくださっているファンの方たちに何かプレゼントしたいなと思っていたときに、「Flash back」というかっこいい曲に出会えたので「じゃあこれを誕生日にリリースしよう」と決めて。オリコンとかを意識していたらリリースタイミングを調整しないといけませんが、僕はそういうことは関係ないし…ソロデビューしてからずっと、自分の判断でリリース日を決めてきましたから。僕にとっては手越祐也とその仲間たち、そしてHONEYYYのみんながプラスになるようなタイミングが大事なんです。

Q:改めて、「Flash back」のリリースにあたってメッセージをいただけますか。
ソロになって手越祐也としての活動が充実してきた今、日頃から考えていることややりたいことを歌詞に落とし込み、最強にかっこいいサウンドに乗せてお届けすることができました。まさに期を熟したタイミングで、俺のことを支え続けてくれているHONEYYYのみんなに自信をもってプレゼントできる曲です。みんながいつも祝ってくれる俺の誕生日、家族やHONEYYY、そして周りの人たちに感謝を送る日に僕からのメッセージとして受け取ってもらえたら嬉しいです。

今やっているツアーも「自分をまたひとつ超えていくチャレンジ」として「OVER YOU」という名前をつけていますが、そのツアーのなかで日韓共同かつ、こんなに難しい曲を踊りながら披露するというチャレンジを自分に課したので……以降のツアー「OVER YOU」も楽しみにしていてください!

Q:『手越祐也LIVE TOUR 2024 OVER YOUの現在の感触は?
過去最高のライブをやれていると思います。最近のツアーは歌に注力していましたが、今回は2022年の初めにやったツアー『NEW FRONTIER』以来の生バンド&ダンサーの構成にしています。『NEW FRONTIER』以降多くの曲が生まれましたし、ライブでの経験値も比べ物にならないほど増えました。それに、今回もまた最近の定番となってしまった「同会場での初日、2日目の内容全とっかえ」をやっているので(苦笑)まあ大変ですよね。百戦錬磨のバンドメンバーもダンサーもパンクしそうなくらいヒイヒイ言いながらも俺についてきてくれていて、全員で一丸となって取り組んでいます。

ツアー中もパフォーマンス時に気になったことをすぐにフィードバックして、細かいところまで調整しながら常にブラッシュアップしていて…どんどん研ぎ澄まされたライブになってきています。僕自身のメディア露出が増えたタイミングでもあるので、初めて観に来てくださる方や、「ソロになって行ってなかったけど、久しぶりにライブで手越くんを観たくなりました」と来てくださる方もたくさんいて、そういった方たちにも進化した手越祐也を見せなきゃいけないなと、ハードルを自分でどんどん上げています(笑)。そのステージに「Flash back」が加わるわけですから…期待していてください!

Q:まだ少し早いですが、2024年の音楽活動の振り返ると?
『絆 -KIZUNA-』と『OVER YOU』とふたつツアーをやって、『手越祐也 Symphonic Concert 2024 Vol.3』と『スペプラ手越LIVE~Music Concept~』もありました。『スペプラ手越~Music Connect~ season2』で毎月1度、いろんなバンドやアーティストと対談・対バンして…とにかく音楽漬けの1年でした。そうやっていろんな景色を見せてもらいながら、ボーカリスト・手越祐也としてまた一段と成長できたと思います。アーティストとしても環境の変化や心境の変化がありましたし、この4年間で一番右肩上がりに伸びた1年になったのかなと思います。

Q:2025年の意気込みも聞かせてください。
アーティスト・手越祐也として、これまで唯一足りなかったピースが「リーチと露出」だと思うんです。もちろんそれは「ひとりでやっていく」と決めたときから予想も覚悟もしていましたし、それでも地道にやっていくことでいつかは手が届くと信じていました。それが今年、久しぶりに地上波に出させていただいたり、いろんなところからお声がけいただいたことで、2025年がより明るくなる兆しが見えてきたと感じています。

これまで俺とHONEYYYと周りにいてくれるスタッフのみんなで少しずつ作り上げてきたものが一気に世に放たれて、今まで目に留まらなかった層にもリーチできるような2025年になるんじゃないかなと感じています。そうして、僕のパフォーマンスでより多くの方を幸せにしていけるといいなと思っています。

TEXT BY とみたまい

リリース情報

2024.11.11 ON SALE
DiGITAL SINGLE「Flash back」

手越祐也 OFFICIAL X(旧Twitter)
https://twitter.com/YuyaTegoshi1054

手越祐也 OFFICIAL Instagram
https://instagram.com/yuya.tegoshi1054