『今日好き キョンジュ編』3話ーー告白された人数18名の“沼らせ男”にほぼ告白「想いは変わらない」
10月21日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。キョンジュ編』（以下：今日好き）。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。
参考：【写真】映えスポットでお揃い制服を楽しむ こお×めいあ
以下より、11月4日公開の3話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
・じゅり、治らぬ“恋の病”できょうすけに猛アタック 抱えたのは嫉妬心と“100億%”の確信
昔、とある有名な映画のタイトルにもなっていたが、まさに“THIS IS IT”。世界よ、認知しておきな。これが『今日好き』だよ。そう言わしめる、“恋愛要素100億%”な今週のオンエアだった。
メインとなる話題はふたつ。まずは、きょうすけ（林京介）×じゅり（榊原樹里）による、2日目朝の2ショットから。初日から早くも“きょうすけ沼”に両足を突っ込んでしまった、じゅり。先に会話をしていたあやな（大澤綾菜）に代わってもらう形できょうすけの横に座ると「ひとりに決めたの、きょうすけくんに」と、運命の相手をご指名する。
ここからの展開が、いちいち青春っぽく甘酸っぱいものだった。「ひとりに絞ったってことも伝えたかったし、普通に“寂しい”じゃないけど、“悲しい”の。嫉妬じゃないけど、うずうずしちゃう」と、彼がライバルの女子と会話をしているだけで、いてもたってもいられない気分になってしまうのだという。じゅり姉さん、それ、嫉妬です。
すると、今度はきょうすけの方から「気になる子、3人って言ったじゃん。入ってるよ？」とお返しが。その言葉を聞いた瞬間、「そうなの！？」の驚きとともに、うれしさか恥ずかしさか、思わずそっぽを振り向いてしまうじゅり。きょうすけの顔を見られないほど、あまりの喜びようである。頼む、きょうすけ。これ以上、じゅり姉さんをメロメロにしないでくれ。
大好きなきょうすけの言葉を受けて、じゅりもさらに本音を漏らす。「終わってほしくないもん、2ショットが。だって終わったら話せんくなるやん」と、この時間の刹那さに、文字違いの“切なさ”が溢れてくる。こんなにストレートで、かつ女子のかわいさ溢れる言葉、ここ最近の『今日好き』で久しぶりに聞いた気がする。
自分を好きになってくれた相手から、こんな言葉を投げかけられる人生でありたかった。あまりにも名言すぎるし、2泊3日という時間の短さに加えて、現状女子の80%から好意を向けられている人気者＝きょうすけだからこそ、一緒に過ごせる時間もなおさら限られてくる。そんなじゅりのもどかしさを伺い知れる本音の発露だった。
じゅりの勢いは止まらない。「“気になる”とか言ってるけど、自分のなかではもう“好き”なのね」「絶対に変わんない！ これ、100億%」と、自身の気持ちの大きさを数値にして定量的に示してくる。100億%……聞いたこともない数字だ。そう簡単に気持ちを覆せないことだけは、容易に伝わってくる。
この2ショットを終えて一人、「好きな子と話すと本当に楽しいんだなって」と、じゅりがニッコニコの笑顔で夢のような時間を振り返る姿を見て、“好きな人が隣にいるだけで幸せ”という、恋愛のごく単純で、それでいて本質でしかない言葉に、頭を大きくフルスイングされる感覚を覚えた。まさに、THIS IS IT。じゅりが誰よりも“恋愛”そのものだし、『今日好き』だし、スタジオの“恋愛見届け人”を務める大友花恋が言語化してくれた通りで「じゅりは本当にちゃんと落ちる」。わかりやすくて最高だ。彼女が罹った恋の病が、きょうすけとの時間が続くことで、一生治らないことを願うばかりでしかない。
・こお、めいあからの誘いに「うれし涙です」と男泣き 制服も気持ちもすでに“お揃い”？
もうひと組は、こお（飯沼虎王）×めいあ（川野明愛）の『ドンタン編』継続コンビ。ここまで、なかなか雲行き怪しい展開続きのふたりだが、今週のオンエアでその関係性が大きく動いた。
というのも、2日目午後は恒例のグループ行動に。メンバー分けは、女子同士でのサンダル飛ばし対決に命運を委ねられたのだが、ここで上位となっためいあがなんと、気になっていたきょうすけではなく、こおを指名したのである。
人事を尽くして天命を待つ、とはこのこと。詳細こそ割愛するが、『ドンタン編』から文字通り、めいあに“尽くし”まくったこおの努力が、ようやく報われたのである。実際、めいあの心にはまだ、きょうすけがいて、迷いもあるらしい。それでも、“こおと一緒に行ってもいいか”と思った程度だとしても、心変わりがあったのは紛れもない事実である。いよいよ、巨星が動いたーー。
さすがにこれには、こおも男泣き。件のサンダル飛ばし対決がまだ終わってないタイミングから感極まってしまい、横にいたそうま（阿部創馬）から“そうだよなぁ”という表情で、がっしりと肩を組まれる。この後、「めっちゃうれしいです。うれし涙です」と振り返ったこおだが、そんな姿さえ、めいあにはいますぐ見てほしいものだ。
こお×めいあが向かったのは、韓国制服で楽しめるインスタ映えデートスポット。ペアルックの制服を選ぶべく、めいあがこおに服を当ててどれがよいかと選ぶ様子には、『ドンタン編』のショッピングモールで、笑顔でサングラスを選び合う光景が蘇ってきた。前述の通り、めいあはこおときょうすけの間で揺れ動いているものの、プレッシャーが抜けた彼女の自然な笑顔からは、すでにこの旅での答えが出ていたようにも思える。この後、そうま×めい（天宮芽唯）とともに、フォトジェニックな羽根アートの壁を背に記念撮影をしたわけだが、お揃いの制服で、お揃いのポーズで。もしかしたら、気持ちだってもうお揃いかも？
『ドンタン編』からの6日間。いま、この瞬間こそ、こおにとっては千載一遇のチャンスである。とはいえまずは、彼の努力が報われた喜びに共感し、その心地よさに少しだけ浸りたい。本当に恋愛要素が100億%に詰まりまくっていた今週のオンエア。改めて言わせてもらうが、まさに“THIS IS IT”。世界よ、認知しておきな。これが『今日好き』だよ。
（文＝一条皓太）
