百崎に打撃指導する平田2軍監督

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 「フェニックス・リーグ、阪神(降雨中止)楽天」(28日、アイビースタジアム)

 阪神にとってのフェニックス・リーグ最終戦が雨天中止となり、室内で練習を行った。平田2軍監督は百崎に打撃指導。「『目標としているメジャー(の選手)、誰や?』って言うたら、(ヤンキースの)ジャッジや言うから、『ジャッジミスや』と言うた。参考にはいいけど、段階があるから」とユーモラスな“勝男節”をさく裂させた。

 今年のフェニックス・リーグは期間中、宮崎地方の天候不良が続いたとあって、予定していた18試合のうち6試合が雨天中止に。この日の中止により、平田2軍監督が指揮を執ったのは2試合のみとなったが、「しっかり若い子たちと向き合ってね。おかげで若返ったよ。選手たちからエネルギーもらってるよ。(1軍へ)送り込まなあかんという責任感が生まれるよな」と責務を胸に刻んでいた。

 以下、平田2軍監督の一問一答。

 −百崎に打撃指導。バットのヘッドの走りを指導していた。

 「力ばっかり振って、ヘッドが出て来んやん。力むのは練習でもしょうがないとして、そこでいかにヘッドを走らせるかというかさ。メリハリをやっぱりつける練習しないと。ただやってるだけじゃダメや」

 −3日間見てどうか。

 「やっぱりね、コーチの人たちが意欲的に動いてくれてるし、選手たちの、やっぱりこの秋季キャンプから来季に向けてというね、意気込みが。11月は秋季キャンプもあるし。そういうところで、向上心っていうか。そういうことがすごく感じるよね。俺が一番向上心はあるわ」

 −どのように指導していこうと考えるか。

 「こういう選手たちが来年ね。前(の2軍監督時代)は村上だとか桐敷だとか。前川もファームで1年目からやってたし。前やってた連中がね、1軍でちょこちょこ活躍したりしてくれてるんでね。それにもっともっと、送り込まなあかんなという責任感が生まれるよな」