当選者ボードを手にする日本維新の会・馬場伸幸代表(右)と吉村洋文共同代表

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 27日投開票の衆院選で自民党に逆風が吹き荒れた。立憲民主党は公示前を上回る100議席を獲得。国民民主党も公示前の7議席を上回った。

 日本維新の会の馬場伸幸代表(59)は27日、大阪市内のホテルで会見し、自民公明の連立政権入りについて「今のところまったく考えていません」と、否定的な考えを明らかにした。

 「どういう展開になるのか見極めながら対応していく」と、情勢の見極めが重要としつつ、「自民党、公明党の政治とお金の問題がクリアにならない以上は、与党を信頼はできない。選挙が終われば、終わりとはいかない」と、今後も裏金問題など与党への追及を続ける方針。躍進した立憲民主党など他の野党との連携についても「基本的な政策の部分で党内がまとまっていない。そういうところをサポートすることもできない」と、消極的な姿勢を示した。

 苦戦を強いられた今回の選挙戦については「最大の目標は与党の過半数割れ。その時々の議席数にこだわりをもっていたわけではない」と成果を強調した。