24日、マレーシア西部ペラ州で、事故により大破した観光バス=同国消防当局提供

写真拡大

 【バンコク=佐藤友紀】マレーシアの警察当局は25日、西部ペラ州で24日に観光バスとトラックの衝突事故があり、バスに乗っていた日本人女性1人が亡くなったと発表した。

 このほか日本人の乗客男女10人が重軽傷を負い、現地の運転手とツアーガイドも負傷した。警察が事故原因を調べている。

 警察などによると、亡くなったのは70歳代の女性で、サイトウ・ミチヨさん。観光バスは24日午後1時46分頃、高速道路を走行中にトラックに衝突した。乗客のうち60〜70歳代女性3人と70歳代男性1人が入院しているが、命に別条はないという。

 ツアーはJTB(東京)が主催する「旅物語 行っ得!マレーシア縦断7日間」。11人は21日に関西空港を出発し、24日は西部ペナンから避暑地の西部キャメロンハイランドに向かっていたという。

 25日午後に東京都内で記者会見したJTBの山北栄二郎社長は「旅行を主催した会社として心よりおわび申し上げます。ご家族への対応に誠心誠意、取り組みます」と頭を下げた。