24日、マレーシア西部ペラ州の事故現場から移される観光バス(地元消防当局提供・共同)

 【タイピン共同】マレーシア西部ペラ州タイピンの高速道路で24日午後(日本時間同)、日本人観光客らを乗せたバスがトラックに衝突する事故があり、現地の日本大使館は25日、邦人1人が死亡したと明らかにした。地元警察は25日、共同通信の取材に対し、死亡したのは奈良県出身の73歳の女性だと明らかにした。

 警察によると、バスには58〜80歳の日本人の男女11人と、現地の運転手、ガイドの計13人が乗っていた。病院で手当てを受け、日本人2人がタイピンの病院に入院している。容体は安定しているという。

 日本の旅行大手JTBによると、11人は同社のツアー客で、死亡した女性以外の10人は負傷したものの全員会話ができる状態という。

24日、マレーシア西部ペラ州のバス事故の現場で、救助作業をする消防隊員(地元消防当局提供・共同)

マレーシアで起きたバス事故などについて記者会見する警察当局者=25日、マレーシア西部イポー(共同)