スポニチ

写真拡大

 ヤンキースのフアン・ソト外野手(25)が24日(日本時間25日)、ワールドシリーズ前日恒例のメディアデーで報道陣に対応。決戦に向けての意気込みを語った。

 ヤンキース移籍初年度の今季は打率・288、41本塁打、109打点をマーク。主砲のジャッジとともに打線をけん引し、チームのア・リーグ東地区優勝に貢献した。ポストシーズンでも9試合で3本塁打8打点を記録するなど、調子は高いレベルを維持している。

 ナショナルズ時代の19年に世界一を経験しただけに「ワールドシリーズに参加することはいつでもエキサイティングです。感情が高ぶる瞬間です。ニューヨークでも他の場所でも、感情があふれるでしょう。最高の瞬間を過ごして、楽しみたいと思います」と声を弾ませる。

 同年のワールドシリーズ第1戦で、当時アストロズで、現在ではチームメートのゲリット・コールから本塁打を放った。「僕からその話をすることはないけど、そのことについて話してくるのはいつも彼です」と笑ったうえで「彼は対戦した経験をすごく喜んでいるし、いろんなことを話してくれる。でも、僕は礼儀を大切にしているので、自分からはその話題を持ち出さないようにしています」とチームの投の大黒柱への経緯を示した。

 今オフにFAとなり、大谷翔平が昨年、ドジャースと結んだ超大型契約を超えることができるのかにも注目が集まっている。しかし、今は目の前の戦いに集中するだけだ。「スコット・ボラス代理人は素晴らしい仕事をしてくれています。彼が全部引き受けてくれているので、私はただ野球に集中できています。僕はずっと野球だけを考え、契約のことは彼に任せています」と話した

 ニューヨークのファンについては「本当に感謝しています。彼らには毎日支えてもらっていて、本当に幸せです。だから感謝しかありません。彼らが僕を一年中応援してくれて本当に嬉しい。今年の彼らのサポートに感動しています」と感謝の言葉を繰り返した。

 世界一に立つためにニューヨークに呼ばれた男は「最初からその心構えでここに来たので、現実にワールドシリーズに来れたことは本当に素晴らしいです。でも、僕たちにはまだ最後の一歩があります。最後まで行って、ワールドシリーズを勝つこと。僕たちはみんなここにいることに喜びを感じていますが、次に何をするかに集中しています」と力を込めた。