10月27日に投開票が行われる衆議院選挙を前に候補者の主張を紹介します。今回は、敦賀以西の延伸が大きな争点となる「北陸新幹線」。石川1区と2区の候補者に話を聞きました。

石川1区に立候補しているのは…

国民民主党 小竹凱候補(26)

日本維新の会 小林誠候補(47)

無所属 藤原徳英候補(71)

自民党 小森卓郎候補(54)

共産党 村田茂候補(61)

立憲民主党 荒井淳志候補(30) の6人です。

小竹凱候補「金沢と関西をより近い関係にしていくことが必要」

小竹凱候補「ルートに関してはどちらもありますので再検討は必要ですが、例えばバスであったり臨時的にでもこの空白期間をなくしていく、金沢と関西をより近い関係にしていくことが必要」

小林誠候補「小浜ルートから米原ルートへの変更をしっかりと求めていきたい」

小林誠候補「工期の部分においても工費の部分においても圧縮できる、短縮できる、小浜ルートから米原ルートへの変更をしっかりと求めていきたい。なによりも大阪に早くつなげることによって、北陸・石川と大阪・関西これまでの親和性をしっかりと保っていく。」

藤原徳英候補「米原と大阪の間を二階建てにすればいいんだよ」

藤原徳英候補「私は米原ルートがいいと思います「はよ新幹線作れ」ってみんな言ってるのに25年も待っていられる?東海道新幹線が満員ならば、米原と大阪の間を二階建てにすればいいんだよ。そしたら5年でできる。二階建て新幹線にしたら景観悪いかな。」

小森卓郎候補「一日も早く北陸新幹線を東海道側につなげて走らせる」

小森卓郎候補「私は「帯を線にする」という言葉で表現してきましたけど、いよいよどの線にするのかという段階に来ている。いずれにしてもとにかく一日も早く北陸新幹線を東海道側につなげて実際にそこを走らせることが大事」

村田茂候補「新幹線を通すより在来線をもっとちゃんとしてくれよ」

村田茂候補「完成まで2050年までかかるという話がありますから、そういう所にあえて莫大な資金を使ってやる必要があるのか。サンダーバード使えばすぐ行けるのが行けなくなったとか、新幹線を通すより在来線をもっとちゃんとしてくれよというのがある。」

荒井淳志候補「一日も早い大阪延伸が大切」

荒井淳志候補「一日も早い大阪延伸が大切。米原の方が現実的ですし、期間としても早い。そういうことも含めてきちんと議論をして、一日も早くルートを決めて、延伸につなげていくことに私自身も取り組みたい。」

石川2区には3人が立候補

立憲民主党 小山田経子候補(46)

共産党 坂本浩候補(60)

自民党 佐々木紀候補(50) の3人が立候補しています。

小山田経子候補「いかに早く延伸して経済効果を石川県にもたらすか」

小山田経子候補「もう一度本当に小浜でいいのかということは、考え直さなければいけない中で、米原方面もいろいろな問題点がありつつも、着工費と期間に関する部分では、小浜に比べるとやはり現実的じゃないかと思うことと、この先いかに早く延伸して経済効果を石川県にもたらすかを考えれば、米原方面ということでルートを決めていく、もう一度議論してくことが大事。」

坂本浩候補「延伸はこれ以上しない方がいいという態度」

坂本浩候補「延伸はこれ以上しない方がいいという態度。利便性がいいという点では大事だが、最近は経済効果でも投資した分が回収できないという数値も出ている。山中とか加賀温泉、粟津温泉のみなさんとも懇談しますが、関西中京の奥座敷として発展してきたという伝統がある。しらさぎとかサンダーバードがなくなって、そうした誘客効果が減ってきているというのは、私たちは厳しく見ないといけない。」

佐々木紀候補「米原を主張していきたい」

佐々木紀候補「今は小浜米原ルートが公式ルートになっていますが、費用面とか地元の理解とかさまざまな懸念事項も示されているので、それについて早く答えを出していくこと。そして石川県では米原ルートを再考する意見も非常に強いので、私は与党の整備委員会のメンバーの一員でもあるので、その中では米原を主張していきたい。」