セビージャ戦で途中出場を果たしたガビ。(C) Getty Images

写真拡大

 10月20日に行われたラ・リーガ第10節、バルセロナ対セビージャの一戦で、バルサMFのガビが後半途中から出場した。昨年11月にひざの前十字靭帯を断裂してから、11か月ぶりの復帰だ。

 バルセロナが前半だけで3ゴールを奪い、さらに追加点もあげて迎えた終盤、ガビはペドリと交代。キャプテンマークを渡されてピッチに入り、試合最後の10分ほどをプレーした。バルサはさらに1ゴールを加え、5−1で圧勝している。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、ハンジ・フリック監督は試合後、入場時にホームのサポーターから万雷の拍手で迎えられたガビについて、「結果と、特にガビのことがうれしい」と話した。

「スタジアムやファンの雰囲気は本当に素晴らしかった。鳥肌ものだった。素晴らしかったよ」
【画像】ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーらを一挙紹介!
 ガビ自身は「何か月もこれを夢に見てきた。より簡単にしてくれたチームメートに感謝している」と喜びを表している。

「プレーできずに外から見るのが最もつらい。フラストレーションだ。キツいんだよ。戻ってくることができて幸運と感じている。何よりもサッカーをするのが恋しかった。これが僕の人生なんだ。ずっとやってきたことなんだよ。ファンとチームメートのみんながああやって迎えてくれて、本当に自分は幸運だと感じている」

 バルセロナはフェルミン・ロペスも復帰し、フレンキー・デヨングとダニ・オルモもベンチ入り。チャンピオンズ・リーグのバイエルン戦、さらにリーグ次節のレアル・マドリーとのクラシコと、ビッグマッチが続く前に、フリックにとってはうれしい“補強”となった。

フリックは「彼らは準備できている。次の試合に備えるのは我々の仕事だ」と述べている。

「相手がヘタフェでも、バイエルンでも、マドリーでも、たいしたことじゃない。チームはすべての試合、すべての時間で100%を尽くす。準備を整えるよ」

 士気が高まるガビらの復帰と快勝で、バルセロナはさらに勢いに乗れるか。大事な連戦に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部