第5セット、サントリーの藤中(左)と高橋藍は最後までボールに食らいついたが及ばずゲームセットとなる(撮影・坂部計介)

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 「SVリーグ男子、大阪B3−2サントリー」(14日、エディオンアリーナ大阪)

 エディオンアリーナ大阪などで行われ、男子は昨年Vリーグ2位の大阪Bが、同優勝のサントリーに3−2で勝利し、開幕2連勝を飾った。サントリーの本拠地主催試合では、1973年の創立以来最多の5020人が詰めかける盛況。イタリア1部・モンツァから今季加入した高橋藍(23)は敗れたものの「たくさんの方に見に来ていただける。もう一度見たくなるバレーをしたい」と誓った。

 昨年覇者に2連勝し、開幕ダッシュを決めた。それでも、チーム2位の17得点を挙げた西田有志はまだ満足しない。「2勝できたのはいいが、悪い点が目立った。状態は30%くらい」と発展途上のチーム状態を強調。11日の初戦から中2日、互いに研究し合った上での再戦に「もう少しブロックをよくしないといけないし、サーブの戦術もチームで意思疎通しないと」と課題を指摘した。

 東京での開幕戦に続き、両チームの地元・大阪の会場は満員。相手の主催試合ではあったが、大歓声の中での試合に「アウェーで人が多ければ多いほど僕は好き。盛り上がるし、ありがたい」と表情を崩した。山内も「大阪Bのファンもたくさん来てくれてうれしかった。いろんな人に興味を持ってもらうのが僕らの使命」と力を込めた。