「1ポイント獲得で満足」アウェー日本戦に豪メディアは冷静も…代表ベテランFWは強気発言「勝てない理由はない」
デュークの諦めない姿勢が何かを起こすか…(C)Getty Images
2026年北中米ワールドカップアジア最終予選の第4節が10月15日に行われる。森保一監督率いる日本代表は、ホームにオーストラリア代表を迎え、初戦からの4連勝を目指す。
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日本はここまで参加国中唯一、全勝を記録しており、3試合で17ゴールを叩き出すなど想像以上の強さを発揮している。3試合とも、日本選手それぞれがレベルの高いプレーを披露し、攻守にわたり相手を圧倒するゲーム展開となった。
そのチームとしてのクオリティには、海外各国メディアからも驚嘆の声が上がるほどであり、今回の対戦相手国であるオーストラリア国内からも同様の反応が伝わってきている。
シドニーを拠点とするニュースメディア『The Sydney Morning Herald』でも、10月12日に日本対オーストラリア戦についての特集記事を配信しており、現在の両代表チームの関係についてここまでの順位を踏まえ、「オーストラリアと日本は、お互いを尊重し合うライバル関係にある。しかし、実際には一方的なものとなっている」などと日本の強さを評している。
また、現在までオーストラリアがこれまでの敵地で日本に勝利した経験が無いなど、過去の記録にも触れながら、15日の試合に向けては、「ほとんどのファンは、彼らが威厳を保ったまま日本から脱出できれば満足だろう。1ポイントでも獲得できれば彼らにとっては大きな収穫だ」と説いている。
その一方で、「しかし、彼らは引き分け狙いで守備的な戦術を取るつもりはないようだ」と綴っており、オーストラリア代表の1人である、ミッチェル・デュークのコメントを掲載。Jリーグでも長くプレーし現在は町田ゼルビアに所属する33歳は、日本とのゲームを目前にし「優勝候補を驚かせるチャンス」と語っているという。他にも、「どんな相手でも自分たちの試合ができれば勝てない理由はない。大事なのはその信念を持つこと。引き分け狙いで、負けないようにプレーするつもりはない。勝ち点3を取りに行くんだ」として、この試合への意欲を示している。
オーストラリアは前節の中国戦よりトニー・ポポビッチ監督が就任となるなど、新たなチーム体制へと生まれ変わっており、現在は日本に次ぐ2位につけている。ヨーロッパでプレーする選手も多く個々のポテンシャルも高いだけに、好調を維持する日本にとっても侮れない相手であることは間違いない。グループCの今後の展開を占う上でも、大きな注目が集まる一戦となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]