モデルプレスのインタビューに応じた兒玉遥(C)モデルプレス

写真拡大

【モデルプレス=2024/10/11】連続テレビ小説「おむすび」(NHK総合・毎週月〜土あさ8時〜ほか)に出演中の兒玉遥(こだま・はるか/28)に、モデルプレスがインタビュー。朝ドラ初出演となった思いや共演者とのエピソード、夢を叶える秘訣などを語ってもらった。<前編>

【写真】兒玉遥、運転免許証が“可愛すぎる”と話題

◆橋本環奈主演「おむすび」


朝ドラ第111作目となる本作は、根本ノンジ氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台に、平成元年生まれの主人公・米田結(橋本環奈)が栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。

舞台の一つとなる福岡出身の兒玉は警察官・川合紗香役で出演。2019年のHKT48卒業後は女優として活動し、今回が初の朝ドラ出演となった。

◆兒玉遥、朝ドラ「おむすび」出演は“念願”


― 「おむすび」への出演が決まった際の心境を教えてください。

兒玉:朝ドラに出演することは、女優に転身したときに一番最初に作った目標だったのですごく嬉しかったです。これまでもNHKのドラマオーディションは何回か受けていたのですが、落ちていたので、今回は念願のお仕事が決まったなという感じです。

― これまでも朝ドラのオーディションを受けていたのですか?

兒玉:朝ドラも受けましたし、大河ドラマなど時代劇のオーディションも受けました。オーディションは未だに慣れなくて、毎回吐きそうなぐらい緊張しています(笑)。

― 今回の「おむすび」もオーディションだったのですか?

兒玉:オーディションでした。本当は別の役のオーディションだったのですが、それは落ちてしまって。ですが、そこでお芝居を見てくださった方に「他の役でお願いしたいです」と声をかけていただきました。

― 兒玉さんの地元・福岡が舞台で、撮影も福岡で行われました。

兒玉:自分にとって大事な作品を地元で撮れたのは嬉しかったですし、撮影現場には実家から通っていたのですごく不思議な感覚でした。両親にお見送りされて、「撮影頑張るぞ」といつもよりも頑張れました。

◆兒玉遥、警察官・川合紗香役は「ほぼすっぴん」


― 警察官・川合紗香役を演じてみて難しかった点や工夫した点はありますか?

兒玉:警察官という職業を選んでいるので、優しくて正義感が強い部分があります。アイドルだったときのキラキラ感は封印して、しっかり役職に努めました。

― 発表時のコメントで「自分と重なる部分がある」とお話されていましたが、具体的に兒玉さん自身が川合に共感できる部分や似ている部分をお聞かせください。

兒玉:警察官は凛としていなければいけない職業だと思うので、女性らしさもありつつ意思の強さや信念を曲げないたくましさを自分と重ね合わせました。「こんな女性になれたらいいな」と思っています。

― 演じるにあたってビジュアルのこだわりなどがあれば教えてください。

兒玉:今回は化粧っけのない設定の警察官の役なので、できるだけ削ぎ落として、ほぼすっぴんでした!眉毛を少し書くぐらいで、リップも塗りませんでした。いつもと印象が違った姿で出ているので、もしかしたら出演していることに気付かれないかもしれないです(笑)。普段とのギャップはあると思います。

― 元アイドルとして、朝ドラ出演へのプレッシャーはありませんでしたか?

兒玉:“元アイドル”という色眼鏡で見てもらえる分、振れ幅が大きかったら「すごい」と思っていただけると思うので、プラスだと捉えています。知らなかった方には新鮮な気持ちで観ていただきたいですし、前々から知ってくださっていた方には女優として変わった姿を見守ってもらえたら嬉しいです。

◆兒玉遥、橋本環奈の座長ぶり明かす


― 撮影現場で印象に残っていることはありますか?

兒玉:スタッフの数が多くてびっくりしました!作品に携わる人が全員集まる顔合わせがあったのですが、「こんなにも人が集まるんだ」と思うほどたくさんいました。大きな会議室で、橋本環奈さんや松平健さんも普通に座っていらっしゃって、びっくりしちゃいました。

また、今作は福岡の糸島が舞台になっているのですが、私は中洲や天神、親不孝通りなど、学生時代の青春を過ごした街で撮影をしたので、不思議な感覚でした。自分のふるさとで撮影しているのが、すごく夢みたいでした。

― ヒロインを務める橋本環奈さんの、座長としての印象をお聞かせください。

兒玉:お話しする機会はなかったのですが、ギャルのみなさんとたくさんコミュニケーションをとったり堂々と現場をまとめていらして、素晴らしいなと思いました!

― 共演者から刺激を受けたことはありましたか?

兒玉:ギャル役の方と絡むシーンが多いのですが、ギャルは元気をもらえる存在だなと感じました。コミュニケーション能力が高く、見た目もすごく派手なので、かっこいいです。自分にはないマインドなので、一度ギャルのように生きてみたいと思いました。

◆兒玉遥の夢を叶える秘訣


― 今後の活動の目標や夢を教えてください。

兒玉:今はお芝居を中心に活動しているので、自分が出演する作品をたくさんの人に観てもらえるよう、女優業を一番頑張りたいです。私自身、芸能の世界を見て「キラキラしていてかっこいいな」と憧れたので、観た人にそういう気持ちを抱いていただけるような人になれたら嬉しいです。

ほかには、もっと女性にアプローチしていきたいです。個人でYouTubeを始めて、ダイエットやメンタルヘルスなど、自分が今まで経験してきたことを発信して話題になることもあるので、もっと知っていただけるよう、美容やダイエットなどの発信を頑張りたいです。

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、兒玉さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2019年のインタビュー時は「自分に負荷をかけずにずっと楽しめる方法を模索する」とお話されていました。

兒玉:負荷はもちろんあると思います(笑)。当時は「負荷かけない方がいいな」というマインドだったんでしょうね(笑)。

…とりあえずやってみる。考えすぎてしまって動けないこともよくあると思うのですが、動かないとわからないことが多いので、やりたいことはやってみる。まずは行動が大事だと思います。失敗もあるとは思いますが、失敗もした方がいい。私もたくさん失敗してきましたが、もっともっと失敗したいと思っているし、失敗からしか学べないことがたくさんあるので、やりたいことはやってみることが大事だと思います。

― ありがとうございました。

★後編では、アイドル時代に患ったうつ病について、公表に至ったきっかけや当時のことを赤裸々に語ってもらった。(modelpress編集部)

◆兒玉遥(こだま・はるか)プロフィール


生年月日:1996年9月19日
出身地:福岡県
身長:158cm
血液型:O型

2011年7月10日、HKT48の第1期生オーディションに合格。同グループのメンバーとして活動を開始し、 センターポジションも務める。2016年には第8回AKB48選抜総選挙で、 自身最高となる第9位に輝く。その後、2度の活動休養を経て2019年6月にHKT48を卒業し、 エイベックス・アスナロ・カンパニーへ所属。女優としての活動を本格化し、 ドラマ「何かおかしい2」(テレビ東京系/2023)、「推しが上司になりまして」(テレビ東京系/2023)、「チェイサーゲームW」(テレビ東京系/2024)、舞台「フラガール」(2022)、「夜曲〜ノクターン〜」(2023)など多数出演。ほかにもバラエティやYouTubeなど、さまざまな分野で活躍している。

【Not Sponsored 記事】