猛暑を乗りきったエアコンは、涼しくなった今が掃除のチャンス。今回は、元小学校家庭科教諭で、家事に関する著作もあるブロガー・よしママさんが、ダイソーのアイテムを使用して、エアコン内部をキレイにする方法をご紹介します。プチプラアイテムでカビを防ぎつつ、エアコンの手入れをしてみませんか。

ダイソーアイテムで「エアコン掃除」が完了

記録的な猛暑で、今年の夏はとくに大活躍したエアコン。1日じゅう稼働させることが多く、掃除するタイミングがあまり取れなかったという方も多いのではないでしょうか。

涼しくなった今が、夏の汚れを落とすチャンス。ダイソーで手に入る便利なアイテムを使ってキレイにお手入れしておきましょう! 内部のフィンのカビはお掃除しにくいので、吹き出し口周辺のカビをしっかり取り除いてくださいね。

●使用するアイテム

・伸縮式ダスター(先方曲るタイプ)(220円)
・エアコン 防カビ スキマワイパー(330円)
・抗菌防カビシート(エアコン用)(110円)

掃除方法

(1) 準備

まずは、取り扱い説明書を必ず読み、掃除方法を確認してください。エアコンのコンセントを抜いて、周りを養生します。このとき、カビが落ちてくる可能性があるので、カーテンや家具をずらしたり、下に新聞紙を敷くなどしてください。

(2) 伸縮式ダスターでホコリを取る

次に「伸縮式ダスター」を使って、本体についたホコリを取り除きます。吸気口は上部についていることが多く、ホコリもたくさんたまっているので、ゆっくりダスターを動かしましょう。伸縮式なので、柄を伸ばすことができ、ダスターが曲げられるので、高い場所でも簡単に汚れを取ることができますよ。

(3) フィルターを外して洗う

前カバーを開けて、フィルターのホコリが落ちないようにそっと外します。

掃除機で優しく吸います。

水につけて丸洗いします。このときに中性洗剤を入れると汚れが落ちやすくなります。取れない汚れは、フィルターが破れないようにやわらかいブラシでなでるようにこすり、そのあとはしっかり乾かします。

(4) 吹き出し口の掃除

ここで「エアコン 防カビ スキマワイパー」をセット。1台につき付属のシート1枚を使います。複数台ある場合は、シートのみ(エアコン 防カビ スキマワイパー取替2枚(220円))を追加購入しておきましょう。

吹き出し口のルーバーが閉じているのでやさしくあけます。無理にあけるとつけ根が割れたり、故障の原因になるので、無理は禁物です。

吹き出し口から優しく内壁に沿うようにして磨きます。このとき、風向板など内部のパーツを壊さないように丁寧に出し入れして磨くのがコツです。

上下風向ルーバーにもカビがついていることがあるので、ワイパーでふきます。

汚れがこんなにもつきました。

(5) 汚れをふいて、元に戻す

ペーパーなどで吹き出し口付近やルーバーについた汚れを取り除き、乾いたフィルターを元に戻して前カバーをつけます。

(6) 抗菌防カビシートを設置する

最後に、エアコンの吸気口に「抗菌防カビシート」を設置します。シートの裏に付属の両面テープを貼ってつけるだけで完成。コンセントを入れ直し、コントローラーの運転を一度入れてから切るとルーバーが閉まります。

「エアコン 防カビ スキマワイパー」は、しみ込んだ液に防カビ効果が最長2か月程度ありますが、心配ならば防カビシートなどと併用してください。また、「抗菌防カビシート」の効果は3週間前後。せっかく掃除したきれいな状態を長持ちさせるためにもカビ予防アイテムを設置しておきましょう。

毎年業者さんにエアコンクリーニングを頼むのは高くつくので、自宅でお手入れできる範囲はしっかりキレイにしておきましょう。

今回紹介した商品はすべてダイソーで手に入ります。エアコン掃除は気持ちのハードルが高めですが、100円ショップで道具が手軽に購入できるので、じつは簡単にスタートできますよ。

※ 紹介したアイテムは、すべて著者自身で購入した私物です。店舗への問い合わせはご遠慮ください

※ 紹介した商品は、取材時に各店舗で販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。仕入れ状況によって同じ商品がない場合や、既に販売終了している可能性もありますので、ご了承ください 

※ エアコン内部の電気部品の清掃は火災の原因になりますのでご注意ください