野沢雅子や銀河万丈ら、大人気声優を世界市場へ！青二プロダクションとCoeFont、AIを活用したグローバル戦略パートナーシップを締結
両社は、親しみのある声を持つ声優の声を、音声アシスタント（ex.Amazon Alexa、Google アシスタント）やロボット・音声ナビゲーション搭載製品（ex.Pepper、医療機器）などに提供し、より多くのユーザーに利用してもらうことを目指している。これにより、グローバル市場での音声認識技術の普及に寄与し、社会福祉にも貢献する。
昨今、生成AIの注目が集まる中、声優や俳優の音声を不正に学習させる事件が発生しており、業界ではルールメイキングの必要性が叫ばれている。このような背景を受けて、声優業界を代表する青二プロダクションとAI音声プラットフォームサービスを提供するCoeFontは、声優の権利を適切に守りつつ、「声の可能性を高めるため」に協業を開始した。
一方で、「演技」の領域に関わるアニメーションや吹き替えにはサービスを提供せず、AI音声技術と声優の活動領域の棲み分けを適切に行うことを明言している。
青二プロダクションとCoeFontの提携により、これまで日本の声優では実現できなかった多言語を用いた海外市場の取り込みが可能となる。AI技術を駆使して、声の可能性を最大化し、世界中のユーザーに魅力的な声優の音声を届けることを目指す。この取り組みにより、声優たちの音声データが新たな形で利用されることになる。
＜AI音声の提供先例＞
主に下記のサービス、製品に多言語化されたAI音声を提供します。
・AI / 音声アシスタント（ex.Amazon Alexa、Google アシスタント）
・ロボット、音声ナビゲーション搭載製品（ex.Pepper、医療機器）
■イメージ動画
下記動画より、野沢雅子の英語と中国語のAI音声を視聴可能
参画声優
第一弾では、青二プロダクションに所属する10名の声優が参画する（後日、順次公開予定）
青二プロダクション 代表取締役社長 竹内健次郎のコメント
「まず大切な事は、AIは人間をサポートするための道具であり、我々の可能性を拡大するために利用される技術である、という考え方です。
人である声優が命を吹き込むことにより、生きたキャラクターが生まれ続けていることを全ての方々に理解していただきたい。
今回の取り組みはAI音声技術を敵としてではなく、その声の持つ魅力を世界中で応援してくださっている皆様へ届けるための技術と捉えております。あくまでも声優の演技の領域ではない声の持つ魅力を演者の権利をしっかりと守りながら活用していくことを目的に、この度株式会社CoeFontと協業していく決断をいたしました」
CoeFont 代表取締役 早川尚吾のコメント
「日本の声優の皆さんの声の魅力は、世界を見渡してもトップクラスであると考えています。そんな魅力的な声の可能性を、声の権利を守りながら拡大するお手伝いをできることとなり、大変興奮しています。AIだからこそできる多言語化の領域で、日本の魅力的な声を世界に広められれば嬉しいです」
