ドジャースのクレイトン・カーショー(左)と大谷翔平【写真:ロイター】

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同僚が素顔の大谷翔平を証言

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、レギュラーシーズン全日程を終えた。54本塁打、130打点でナ・リーグ2冠を獲得。キャリアハイの打率.310、日本人初のトリプルスリーに加え、日本人最多となる59盗塁で「50-50(50本塁打&50盗塁)」にも到達という歴史的な結果を残した。米メディアは、同僚の証言を元に大谷の素顔を明らかにする記事を掲載。その中でエース、クレイトン・カーショー投手らの言葉を伝えている。

 ドジャース一筋17年目の大ベテランで、サイ・ヤング賞を3度受賞するなど歴代屈指の左腕であるカーショーは、米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」の「『少年たちの1人』:ショウヘイ・オオタニはその人間性においても、ドジャースのチームメイトたちに感銘を与える」という記事内で、大谷の性格について言及している。

 カーショーは大谷について「みんなが彼は内向的な類の男だというが、クラブハウスにいるとき、僕たちといるときは素晴らしいよ」と、チームメイトと過ごす“オフ”の大谷の陽気さに言及。加えて「彼が勝利にどれほどこだわっているかは明らかだよね」と競技面での真剣度について語っている。

 この大エースの証言を裏付けるように他のチームメイトも口々に大谷のグラウンド外の振る舞いを証言。オースティン・バーンズ捕手が「ジョークも言うし、ふざけたりもする。僕を笑わせてくれるんだ」と明かすと、テオスカー・ヘルナンデス外野手は「彼はそんなに静かじゃないよ」と、普段の大谷の騒がしい姿を明かしている。

 他にもユニークなエピソードは続き、チーム移動の飛行機で、大谷の座席の近くに座ることが多いアレックス・ベシア投手は、寝相が悪いことで有名な大谷が通路に足を投げだして眠る様子を語りながら、「彼は最も素朴な男だ。普通の人間だよ」と明かしていた。

 大谷は昨オフFAとなり、10年総額7億ドル(約1014億円=当時)という巨大契約でドジャースに移籍。米国でも有数の巨大市場を有する球団で、米国の経済誌「フォーブス」は5月、大谷がスポンサーなどから得る“副収入”が本業の約2.3倍となる6000万ドル(約93億3800万円=当時)に達すると伝えている。

(THE ANSWER編集部)