イスラエル軍、ヒズボラのトンネルや武器庫発見 過去数カ月の作戦で

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[エルサレム 1日 ロイター] - イスラエル軍のハガリ報道官は1日、イスラム教シーア派組織ヒズボラが昨年10月7日にイスラエル南部で起きたイスラム組織ハマスによる奇襲と同様の攻撃をイスラエルに仕掛けようとしていた計画が明らかになったと発表した。同軍がここ数カ月にわたりレバノン南部で行った作戦から判明したという。

ハガリ報道官は、「トンネルや民家の地下に武器庫を発見し、イラン製の最新兵器を含む武器を押収し、破壊した」と述べた。

さらに、兵士のボディカメラで撮影された映像を公開。イスラエルの3村から国境を隔てた場所にあるレバノンの3村の地下にヒズボラが掘ったとみられるトンネルが映っている。イスラエルの地域や軍の駐屯地を示す地図も発見したという。

レバノンとの国境付近から避難している住民が安全に帰還できるまで地上作戦は継続するとしつつも、可能な限り早期に攻撃を終わらせる考えと強調。「われわれは(レバノンの首都)ベイルートやレバノン南部の都市に向かうことはない。国境に隣接する村落地域に集中している」とした。