試合後の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

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日本人初のトリプルスリーを達成…54本塁打と130打点の2冠は確実

【MLB】ドジャース 2ー1 ロッキーズ(日本時間30日・デンバー)

 ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打1盗塁をマークした。54本塁打と130打点の2冠は決定的で、日本人初のトリプルスリーも達成。試合後の取材に応じた大谷は家族について言及した。「もちろん1人でいるよりも、野球以外を考える時間が多くなった。それがいい方向に、自分の中でよりグラウンドにいる時に逆に集中できるようになった。感謝したいと思います」と思いを明かした。

 昨年12月に10年総額7億ドル(約995億円)でドジャースに移籍。開幕前には妻・真美子さんとの結婚を発表した。愛犬デコピンも大きな話題を呼んだ。26日(日本時間27日)の本拠地・パドレス戦に勝ち、3年連続22度目の地区優勝を決めると、大谷はロッカーでのシャンパンファイトを終え、グラウンドには真美子夫人、愛犬のデコピンが登場し、3ショット撮影を行った。

 打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」まで達成した。高いレベルでプレーを継続できた理由についても「毎日同じルーティンをしっかりこなせたと思いますし、それに伴って周りの人のサポート。僕1人のルーティンではもちろんできないので」と周囲に感謝を述べた。「毎日同じ時間に同じことをなるべくできるようなスケジュールを話し合いながらできたのがよかったのかなと思います」。

 ドジャースは98勝64敗、メジャー最高の勝率.605でレギュラーシーズンを終えた。大谷自身はメジャー7年目で初めて地区優勝を経験。初のポストシーズンとなる地区シリーズは10月5日(同6日)に開幕する。「ここから先はシーズン中に積み上げた成績や数字は意味ないので。しっかりと自分の調子を維持する。気持ちを切らさず、間の日を過ごしていきたいと思います」と、すでに気持ちは前だけを見据えていた。(Full-Count編集部)