オリックス・宮城

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 「楽天1−8オリックス」(29日、楽天モバイルパーク)

 必死の粘投で、防御率の“隠れ1位”に躍り出た。オリックス・宮城が7回7安打無失点で今季6勝目。規定投球回数には達していないものの、防御率1・92となり、リーグトップのソフトバンク・モイネロの1・94を上回った。

 五、六回は三塁まで走者を進めたが、ピンチ脱出。規定投球回数まであと7回1/3とした。最優秀防御率のタイトル獲得を視界に捉えた左腕は「初のタイトル。もうちょっと夢は見たいですけど、自分のいい投球をして取れることがベスト」と話し、次回登板予定の今季チーム最終戦、10月6日・楽天戦を見据えた。

 チームは30日にモイネロと激突する。タイトル獲得へ、攻撃陣の“アシスト”も期待したいところ。「そこはもうあとは運に任せたいですね。取れなかったら来年、再来年も挑戦できるので」。人事を尽くして天命を待つ。宮城は泰然自若だ。