レッドソックスの吉田正尚が、今オフの右肩手術の可能性を示唆「肩がずっとよくなかった」
◆米大リーグ レッドソックス―レイズ(29日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
レッドソックスの吉田正尚外野手が29日(日本時間30日)、公式戦最終戦(対レイズ)の前に、本拠地フェンウェイパークでメディアに対応。春季キャンプ中から右肩痛に苦しんできたことを明かし、近日中にも米国内で手術を受ける可能性を示唆した。吉田によると、キャンプ中から右肩に違和感を感じ、精密検査を受けたが、シーズン中の手術を回避。痛み止めの注射などでケアをしつつ、DHでシーズンを全うしたが、遠投すると痛みが出る状態だったという。レイズ戦はベンチスタートとなった。
吉田との主な質疑応答は以下の通り。
―シーズンを振り返って、今だから言える部分は。
「肩がずっとよくなかった。キャンプからトレーナーさんと地道にやってきたんですけど、なかなか完治できなかった。最後の方はキャッチボールでいいボールが投げられるようになっていたんですが、距離を伸ばすとまだ痛みがあった。オフは(球団と)コミュニケーションをとりながら、しっかりそこを改善する可能性は高いと思います」
―違和感は、いつから。
「去年の中盤ですかね。肩に関しては、高校の夏はファーストを守ったり、さかのぼれば、色々ある。オリックスでも(違和感が)何度かあって注射やリリースで流して、しのいでいたんですけど、こっちは試合数も多くて難しかった」
―関節の炎症ですか。
「うーん、炎症だったら良いんですけど」
―オフに手術の可能性は。
「ありえると思います。それまでのことはやり尽くしたので。(早い時期に?)そうなると思います。(打撃への)制限もあるので。僕だけの判断ではなく、チームと(決める)。(やるとすれば)こっち(米国)でやると思います」
―打撃への影響は。
「多少なりとも。カーブや緩い球を打った時のスイングでは。ただ、やれると自分が判断したので。それを言うと(言い訳になるので)嫌なんですけど。招いてしまったのは自分なので。ただ、そこに向き合えた。トレーニングやコンディショングを今年1年間やってきた。去年シーズン中はやらなかったことも。そこに関しては、これから(経験が)生きればいい。来年以降のキャリアにプラスになればと思います。来年は言い訳が出来ない状態で臨めたらいい」
―どういう検査、治療を。
「(MRI検査も)全てやれることは、色んな手は打ちました。注射も含め、痛み止めや、最善は尽くしたが、メジャーのレベルでのスローイングは厳しいという判断だった。(左)親指を怪我した時は、肩もどうなるか分からないという状態だった。(手術する)選択肢はありましたが、チームも打撃で貢献してほしいと言ってもらえたので、何とか踏ん張れた。コンディション、メンタル含め、苦しい時もありましたが、向き合ってやれたと思う。(手術するかどうか)最後に判断すると思いますが、どうなるか」
―4月11日のオリオールズ戦に延長戦で1イニングだけ守備についた。
「あの時は全然(状態が悪い)でした。コーチからも(強く)投げるなと言われていた」