北朝鮮ごみ風船 仁川空港などで被害相次ぐ＝計２０回滑走路の運用中断

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮がごみなどをぶら下げた風船を韓国に向けて飛ばしている問題で、仁川国際空港などで航空機の離着陸ができなくなる被害が相次いでいる。

　国会行政安全委員会に所属する最大野党「共に民主党」の楊富男（ヤン・ブナム）議員室がソウル地方航空庁から提出を受けて２５日に公開した資料によると、今月２３日までに北朝鮮が飛ばした風船の影響で、仁川国際空港と金浦国際空港で２０回にわたり計６時間５３分、滑走路の運用が停止された。

　航空当局は風船が一定距離を超えて空港に接近した場合、安全のために滑走路の運用を停止している。

　楊議員は「空港で滑走路の運用が停止されるなど被害が繰り返されている。社会・経済的被害が大きいだけに航空安全に対する政府の対応が必要」と指摘した。

　北朝鮮は韓国民間団体の体制批判ビラ散布に反発して今年５月からごみ風船を飛ばしている。

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