(c)NHK

写真拡大 (全2枚)

『源氏物語』誕生でますます盛り上がるNHK大河ドラマ『光る君へ』。

『光る君へ』新登場人物・相関図が公開に!道長の次女・妍子、道長と明子の長男・頼宗、三条天皇の第一皇子・敦明親王らがこちら

一方、9月8日(日)滋賀県大津市において「大河ドラマ『光る君へ』スペシャルトークショー」が開催され、紫式部(まひろ)役の吉高由里子さん、藤原彰子役の見上愛さん、そして『光る君へ』制作統括・内田ゆきさんとチーフ演出・中島由貴さんが登壇しました。

そのトークショーに、見上さんが彰子ゆかりの宝物を訪ねる延暦寺の旅の様子を交えて滋賀とドラマのつながりをたどる特別番組『まひろと彰子 物語が生まれる地へ ―「光る君へ」トークショー in 大津〜』が、9月23日(月)午後6時5分−35分にNHKにて放送されることになりました。

ーーーー

*以下、番組特設サイトより。

――紫式部/まひろ役 吉高由里子さんのコメント

今年3月にも石山寺を訪問させていただきましたが、今日はたくさんの方々に来ていただけて、とてもうれしく、幸せに思います。ドラマの撮影開始から1年以上が経過しましたが、この経験は一生に一度しかない奇跡的なものだと感じて、日々を大切に過ごしています。

(見上愛さんが演じる藤原彰子の印象を質問されて)かわいい! 大好きなんです!(笑)

でも、はじめは藤壺(ふじつぼ)に出仕するということに対して、道長からのお願いということもあり、あまり前向きではなかったと思うんです。

でも彰子様が一瞬、心の扉を開いてくれたと感じる時がありました。その時にまひろは、自分の居場所であることを確信して、女房として仕えることの役目や使命感に出会ったんだと思います。彰子様の心の内や表情などを垣間見るたびに、まひろは強いやりがいを感じているんだと思います。

まひろの身に起こることすべてが『源氏物語』の種としてまかれているものなんだろうなと思うので、そこを照らし合わせて見ていただけるとうれしいです。

――藤原彰子役 見上愛さんのコメント

(客席中段から吉高由里子さんとともにサプライズで登場し)これまでの人生の中で、一番大きな歓声をいただきました(笑)。

大津市には初めて足を運んだのですが、延暦寺など私が演じる藤原彰子にゆかりの深い場所を訪問し、彼女の願いや人物像に思いをはせることができました。

大河ドラマは初出演で、撮影初日からすごく緊張していたのですが、吉高さんが気さくに話しかけてくださったおかげで、チームの一員となれました。

彰子なりにしっかり考えを巡らせているけれど、自身の感情や考え方をどのように周りに伝えたらいいのかわからない。それゆえに無表情となってしまうというキャラクター像を演出スタッフと練りました。

その分、さまざまな機微を感じるセンサーは長(た)けており、少女時代の彰子を演じるうえでいろいろな感情を貯めておくことを意識していました。

今後の彰子は、まひろや一条天皇、父・道長との関係を含め、最初のころからは想像もつかないような女性になっていくので、その変化を楽しんでいただけたらなと思います。

――藤原彰子役・見上愛さんは、トークショーの前日に比叡山延暦寺を訪問。中宮彰子が自ら写経した法華経を納めた「金銀鍍宝相華文経箱」と対面しました。


(c)NHK

◆見上愛さんのコメント◆

彰子が経箱に託した「我が国の人々が安らかに暮らせますように」という思いを知り、国や民のためを思って動ける女性だったんだなと改めて感じました。この(比叡山延暦寺の)空気を感じ、実際に平安の香りが残っている場所に来て、もっと想像力を膨らませて、これからお芝居ができるだろうなと思います。

*「金銀鍍宝相華文経箱」 … 国宝。彰子が書き写した経典を納めた箱。

◆放送予定◆

まひろと彰子 物語が生まれる地へ 〜「光る君へ」トークショー in 大津〜
9月23日(月)[総合]午後6時05分〜午後6時35分
※放送予定は変更になる場合があります。

『源氏物語』誕生で「光る君へ」がますます盛り上がる中、まひろ/紫式部役・吉高由里子さんと藤原彰子役・見上愛さんのトークショーを大津市で開催。見上さんが彰子ゆかりの宝物を訪ねる延暦寺の旅の様子も交えて、滋賀とドラマのつながりをたどる特別番組をお送りします。

◆出演◆

吉高由里子 (まひろ/紫式部 役)
見上愛 (藤原彰子 役)
内田ゆき (「光る君へ」制作統括)
中島由貴 (「光る君へ」チーフ演出)

◆司会◆
倉沢宏希アナウンサー (NHK大津放送局)

ーーーー

『光る君へ』は大河ドラマ第63作。主人公”まひろ”こと紫式部を吉高由里子さんが演じ、脚本は大河ドラマ『功名が辻』、連続テレビ小説『ふたりっ子』、『セカンドバージン』などを手掛けた大石静さんが担当しています。

ドラマは平安時代中期を舞台に展開。藤原道長(柄本佑さん)への秘めた想いや、たぐいまれな想像力を活かし、紫式部が「光源氏=光る君のストーリー」を書き上げていくまでの一生が描かれます。