友人の運転で東京から「江の島」に行くのですが、ガソリン代は全額払うべきですか? だいたいどのくらいかかるのでしょうか…?

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どこかに遊びに行く際に、誰かの車に相乗りして、目的地まで何人かでまとまっていくこともあるでしょう。その際には、車を出してくれる人は運転する労力を負担するため、同乗者でガソリン代や高速代を負担するべきかが気になる人は多いのではないでしょうか。 本記事では、友人の運転で出掛ける際のガソリン代などについて解説するので、参考にしてみてください。

ガソリン代は同乗者が全額支払うべき?

例えば、友人の運転で東京から江の島まで遊びに行くときに、友人の車を使って行くならガソリン代は全額支払うのが一般的ではないでしょうか。
同乗させてもらっている人は気楽に感じるかもしれませんが、車を出した友人は車の維持費やガソリン代などを負担しなければなりません。また、運転を友人に任せるなら運転の労力などもかかるため、感謝の気持ちも込めてガソリン代を同乗者が全額支払うのが良好な関係を続けるためにも大切です。
友人はガソリン代などの要求はしないかもしれませんが、厚意に甘えてそのまま放置すると相手は良い印象は持たないかもしれません。友人の車で遊びに行くなら、感謝の気持ちでガソリン代は全額支払うのも良いでしょう。
 

具体的にどれくらいの費用がかかる?

東京駅から江の島駅までは、高速道路などを使わなかった場合、距離は約60キロメートル・所要時間は2時間ちょっとです。ガソリン車の具体的な燃費は車種によって違い、また、運転の仕方や同らの込み具合、積載量などでも変わります。国土交通省から発表されている、ガソリン乗用車の燃費平均値が24.3km/Lです。
往復約120キロメートルを走行すれば約5リットルのガソリンが必要になります。ガソリン代は時期やタイミングなどで変動しますが、資源エネルギー庁の9月2日時点の調査価格であるレギュラーガソリン1リットル174.4円で計算すると、約5リットル×174.4円=約872円になります。
しかし、同乗者が多くなって積載量が増えている状態や、渋滞に巻き込まれて時間がかかった場合などではガソリン消費量は多くなりガソリン代も高くなる可能性があります。
 

遊びに行く前にルールを決めておくのがおすすめ

遊びに行く際には、後からトラブルになるのを避けるためにも、あらかじめ費用負担についてのルールを決めておくのがおすすめです。
ガソリン代や高速代の支払いなどは、後々トラブルの原因になる可能性があり、良好な友人関係を続けるためにも注意したほうがよいでしょう。最も分かりやすいルールは、ガソリン代や高速代は運転手以外の同乗者で支払うというものです。
ほかにも、運転手を任せているのだから食事代や雑費なども同乗者が支払うこともよくありますが、具体的な内容は参加者同士の関係性などでも変わります。
ただし、遊びから帰ってきてから割り勘の内容などを決めると、相手と自分の考え方が合わないなどのケースも考えられます。細かい部分まで遊びに行く前から決めるのは難しいかもしれませんが、ガソリン代や高速代など最低限必要になる費用については決めておくのがいいでしょう。
 

まとめ

友達と遊びに行くのは楽しいことですが、車で移動するとガソリン代を始めとしてさまざまな費用がかかります。具体的な費用負担について、遊びに行く前からルールを決めておくのがおすすめです。
仲のいい友人であってもお金のトラブルで疎遠になるケースはあります。車を出してくれた感謝の気持ちなども込めて、ガソリン代などは同乗者が全額支払うのがいいでしょう。
 

出典

国土交通省 3.(2)ガソリン乗用車のJC08モード燃費平均値の推移
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー