W杯常連組へ「プレッシャー」 最終予選に初進出…日本も侮れない「勇敢なパフォーマンス」
サウジアラビアがインドネシアと引き分けスタート
2026年北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選が9月5日にスタートし、日本と同じC組ではライバルと目されたオーストラリアが敗戦、サウジアラビアが引き分けという驚きのスタートになった。
今大会から48チームに出場枠が拡大されることで、アジアは8チームが本大会へストレートイン。1チームが大陸間プレーオフに進むことから「8.5枠」とも表現される。3組に分かれた最終予選は上位2チームが出場権を獲得し、3位と4位のチームはプレーオフに進む。C組は日本、オーストラリア、サウジアラビアのW杯常連組が入ったことから、ここから上位2チームを争う構図が予想された。
しかし、日本がホームで中国に7-0の大勝を収めた一方で、ほぼ同時刻に行われていたオーストラリアの初戦はホームにバーレーンを迎え、退場者も出して0-1の敗戦という結果に。
さらに、日本時間6日未明にサウジアラビアがホームにインドネシアを迎えたゲームでは、前半19分にインドネシアが先制するまさかの展開に。前半アディショナルタイムに追い付いたサウジアラビアだが、後半34分にMFサレム・アルドサリがPKを失敗するなどゴールを奪えずに1-1で終了。ホームでまさかの引き分けスタートになった。
アジアサッカー連盟(AFC)は、インドネシアの戦いを「勇敢なパフォーマンス」として、「W杯最終予選に初進出のインドネシアはプレッシャーをかけ続けた。そして、その攻撃的な姿勢で先制点も奪った」と評していた。
この結果、「3強」と目されたチームで初戦の勝ち点3を得たのは日本のみという展開に。逆に言えば、オーストラリアとサウジアラビアを相手に勝ち点を奪うバーレーンとインドネシアが侮れないチームだという証明にもなった。日本は現地時間10日にアウェーでバーレーンと第2戦を戦う。
初戦を終えたC組の順位は以下の通り。
順位 勝ち点 得失点差
1位 日本 3 +7
2位 バーレーン 1 +1
3位 サウジアラビア 1 0
3位 インドネシア 1 0
5位 オーストラリア 0 -1
6位 中国 0 -7(FOOTBALL ZONE編集部)