【警視庁発!】災害時に使える!ホケミと野菜ジュースで…「蒸しパン」にトライ♪なるほど湯煎するのね!

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X(旧Twitter)で、いざという時に役立つ情報を発信している、警視庁警備部災害対策課。気軽に防災のライフハックを知れて、とてもありがたいです。今回は高密度ポリエチレン袋にホットケーキミックスと野菜ジュースを入れ、湯せんで作る蒸しパンレシピに目が留まりました。防災時に湯せん調理が役立つのは知っていましたが、実際に試したことがなかったので、これはいい機会。耐熱性のある高密度ポリエチレン袋が必須なので、買って来ます!

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警視庁警備部災害対策課の公式X(旧Twitter)がこちら!


賞味期限が近いストック食材のホットケーキミックスと、野菜ジュースで作ったという蒸しパンレシピが公開されていました。高密度ポリエチレン袋を使えば、湯せん調理で蒸しパンを作れるとのこと。

災害は、いつ起こるかわかりません。いざという時は、その場にあるものを工夫して使い、無駄なく調理することが求められます。

普段から実践しておくと、いざという時に役立つはず。筆者は湯せん調理をしたことがないので、この機会に試してみます!

湯せん調理に向いている高密度ポリエチレン袋とは?



湯せん調理に欠かせないのが、耐熱性のある高密度ポリエチレン袋。湯せん調理可能な袋として知られているのが、岩谷マテリアル株式会社の「アイラップ」です。筆者はこの袋以外に思いつかず、こちらの高密度ポリエチレン袋を購入しました。



パッケージを見ると、鍋肌や鍋底に触れないように使えば、湯せん調理可能なよう。沸騰したお湯に入れても大丈夫ですね。

ただし、パッケージに記載されている品質表示には、耐冷温度(-30度)しか書かれていません。耐熱温度は知ることが出来ませんでした。ちなみに家にあった他のポリ袋の表示を見ても、耐冷温度しか書かれておらず、湯せん調理可能な高密度ポリエチレン袋を見極める必要があるなと感じました。

ネットで検索すると「アイラップ」以外にも、湯せんで使える高密度ポリエチレン袋が出てくると思うので、必ず湯せん調理が出来る袋をご用意くださいね。

湯せんで作れる!「野菜ジュース蒸しパン」を作ってみた!



【材料】(作りやすい分量)
ホットケーキミックス…200g
野菜ジュース…200ml
コーン(缶詰)…100g

1. 高密度ポリエチレン袋にホットケーキミックス、コーン、野菜ジュースを入れ、袋の上からしっかりと揉んで混ぜ合わせます。



高密度ポリエチレン袋に、材料をすべて入れます。レシピにコーンと書かれていたので入れましたが、なくても作れますよ。



袋の上から30秒くらい揉みましたが、ダマにならずに、すぐ混ざりました。

2. 出来るだけ空気を抜いて輪ゴムで縛ります。



災害時に輪ゴムが見つからないことを想定して、今回は袋の口を結びました。

3. 鍋に袋全体が浸かる程度の水を注ぎ、袋が鍋底に直接触れないようにザルや皿に乗せます。



生地を入れると袋が横に広がるため、大きな鍋が必要に。今回は直径24cmの鍋にお皿を敷いて袋を乗せたので、思ったよりも水が多く必要でした。

4. フタをして10分加熱します。



沸騰してから10分加熱しました。

5. 火を止めてフタをしたまま10分蒸らします。



フタをしたまま10分蒸らすと、底の生地は固まっていましたが、上部はやわらかかったので、さらに10分蒸らすことに。

20分の蒸らしを経て、袋の上から上部の生地を触ってみましたが、それほど固まっていませんでした。そこで今回は、袋の上下を返して再沸騰させて5分加熱し、フタをしたまま5分蒸らして仕上げました。



今回は10分加熱して20分蒸らし、袋の上下を入れ替え。そこからまた5分加熱し、5分蒸らしたら、やっと生地が固まりました。

ホットケーキ2枚分の生地を袋に一度に入れるので、固まるまでに時間がかかるのでしょうね。生地を3等分くらいにして袋3枚に入れると、もっと早く固まるかも。作ってみないとわからないものですね~。

湯せんで作った「野菜ジュース蒸しパン」は、どんなお味でしょう?実食してみます。



むっちりとした弾力!蒸しパンというより団子に近いどっしり感



警視庁警備部災害対策課の公式Xで紹介していた、「野菜ジュース蒸しパン」が完成しました。高密度ポリエチレン袋に生地を入れて蒸したので、いびつな形に仕上がるのは仕方がありませんね。

今回は缶詰のコーンを加えたので、断面にたくさんコーンが見えています。



断面をクローズアップすると、こんな感じです。画像で見ると蒸しパンらしく見えますが、手に持つとずっしり重い!

中心部はしっとりとしていて、蒸しパンのようなふわふわ感ではなく、生地がみっちりと詰まっている感じです。

食べてみるとお団子のような食感。外側の数ミリはかろうじて蒸しパンのようなふわふわ感がありますが、生地のほとんどがむっちりとしていて、とても食べ応えがあります。

今回使った野菜ジュースは、にんじんとみかんの爽やかな甘さがあるタイプだったので、蒸しパンはほのかな甘みと酸味があって食べやすい味。防災時にストック食材で作れるレシピとして紹介されているので、非常食のバリエーションを増やすという意味では、おやつのような食べ心地なので、うれしい一品だと思います。

高密度ポリエチレン袋なら湯せん調理が可能♪お湯も使い回し出来る!



警視庁警備部災害対策課が公式Xで紹介していた湯せんで作る「野菜ジュース蒸しパン」は、高温に耐えられる高密度ポリエチレン袋を使うレシピでした。

湯せんで作った「野菜ジュース蒸しパン」は、蒸して作る蒸しパンとは違う食感に仕上がり、お団子感覚の一品に。

災害時にこのレシピを実践するなら、火力はもちろん、水が結構必要になります。そのため、水に余裕がある場合なら有効なレシピかなと感じました。

ただ、ポリ袋調理なので洗い物がなく、災害時には湯せんで使ったお湯で体を拭いたり、洗濯用に使ったりと、十分に活用出来るはず。その点は、かなりメリットがあるように感じました。

日常で一度このレシピを試しておくと、いざという時にあたふたせずに作れると思います。

おやつとして作ってみてはいかがでしょうか。