【海外発!Breaking News】ヤマアラシの巣を襲った犬、1500本以上の針毛が刺さり片目を失う(カナダ)<動画あり>
カナダで先月上旬、お腹を空かせてヤマアラシの巣を襲い、痛々しい姿になった野良犬が保護された。1500本以上の針毛が顔に刺さり、そのうちの何本かは左目に突き刺さっていた。犬は治療を受けたものの、左目を摘出することになってしまった。英米拠点のニュースメディア『Talker』などが伝えている。
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痛ましい姿で発見された犬は、スタッフォードシャー・ブル・テリアの“ブルータス(Brutus、2)”だ。ブルータスは先月、カナダのアルバータ州エドモントン近くに位置する先住民のコミュニティ「Treaty No. 6 Territory」に捨てられていた。
手を差し伸べてくれる人はおらず、お腹を空かせたブルータスは、自力で食べ物を探し始めた。ヤマアラシの巣を発見したブルータスは、中にいたヤマアラシを食べようとした。しかし、ヤマアラシの背中に生えた多数の針毛が鼻や口などに刺さり、顔中が悲惨なことになってしまった。
当時のブルータスの写真では、目が開いているのか閉じているのか分からないほど、大量の針毛が顔に刺さった姿が確認できる。顔の輪郭に沿ってびっしりと刺さっており、耳や鼻にも突き刺さっている。
針毛だらけになったブルータスを地域住民が発見し、地元の動物保護団体「ポーズ・アップ・プログラム(Paws Up Program)」の代表であるアシュリー・ブラッドさん(Ashley Bard、40)に連絡した。アシュリーさんは、「目など顔中に針毛が刺さっており、口の中にまで刺さっていましたよ。ヤマアラシを食べようとしていたので、歯や歯茎、上あごにも刺さっていました」とその時のブルータスの様子を明かしている。
ブルータスはすぐに動物病院に連れていかれ、獣医が丁寧に針毛を抜いていった。ブルータスの顔に刺さっていた針毛は、なんと1500本以上にもなったそうで、そのうち7本が左目に深く突き刺さっていた。しばらく治療をして様子を見ていたものの、左目のダメージがひどく、獣医は眼球を摘出する必要があると判断し、今月13日に左目の摘出手術が行われた。
アシュリーさんによると、同地域周辺では犬がヤマアラシと接触し、針毛だらけになってしまうケースが頻繁に起きていると言い、ヤマアラシの針毛が刺さった犬を救出したのは、この2か月で27回目だと話している。
通常、ヤマアラシの針毛が刺さった状態の犬は、そのストレスから攻撃的になるという。しかし、同団体がTikTokに公開した動画では、表情が分からないほど顔全体がヤマアラシの白い針毛に覆われながらも、尻尾を振って大人しくしているブルータスの様子が映っていた。アシュリーさんは、「ブルータスはとても落ち着いた様子で、良い子に過ごしていました」と振り返っている。
ポーズ・アップ・プログラムは現在、ブルータスの新しい飼い主を募集しているが、1500本以上もの針毛に顔を覆われたブルータスの写真をFacebookなどに公開すると、「これはかわいそうだ」「助けてもらえてよかったけど、これは痛いな」「この状態で尻尾を振っているのがすごい」「どうやったら顔中にここまでの針毛が刺さるんだ」など、ブルータスへの同情の声が寄せられた。
中には、ブルータスの顔に刺さった針毛の数を見て、「ヤマアラシの体には、もう針が残っていないんじゃない?」と冗談を飛ばす声もいくつか届いていた。ヤマアラシは通常3万本以上の針毛を持っているため、1500本が抜けたとしても大きな影響はないそうだ。
ヤマアラシは、刺激を受けると針毛を抜けやすくすることで接触してきた相手を攻撃する。ヤマアラシに付着する細菌が原因で感染症を引き起こすこともあるため、速やかに針毛を抜くことが重要となる。犬に刺さってしまった場合には、鎮静剤か麻酔を使用した上で、獣医に抜いてもらうことが推奨されている。
ちなみに2021年には南アフリカで、ヤマアラシを襲った野生のヒョウが1時間半の格闘の末、針毛で肉球が血だらけになって攻撃を諦めていた。
画像は『Paws Up Program - PUP Facebook「De-quilled and recovering」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
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痛ましい姿で発見された犬は、スタッフォードシャー・ブル・テリアの“ブルータス(Brutus、2)”だ。ブルータスは先月、カナダのアルバータ州エドモントン近くに位置する先住民のコミュニティ「Treaty No. 6 Territory」に捨てられていた。
当時のブルータスの写真では、目が開いているのか閉じているのか分からないほど、大量の針毛が顔に刺さった姿が確認できる。顔の輪郭に沿ってびっしりと刺さっており、耳や鼻にも突き刺さっている。
針毛だらけになったブルータスを地域住民が発見し、地元の動物保護団体「ポーズ・アップ・プログラム(Paws Up Program)」の代表であるアシュリー・ブラッドさん(Ashley Bard、40)に連絡した。アシュリーさんは、「目など顔中に針毛が刺さっており、口の中にまで刺さっていましたよ。ヤマアラシを食べようとしていたので、歯や歯茎、上あごにも刺さっていました」とその時のブルータスの様子を明かしている。
ブルータスはすぐに動物病院に連れていかれ、獣医が丁寧に針毛を抜いていった。ブルータスの顔に刺さっていた針毛は、なんと1500本以上にもなったそうで、そのうち7本が左目に深く突き刺さっていた。しばらく治療をして様子を見ていたものの、左目のダメージがひどく、獣医は眼球を摘出する必要があると判断し、今月13日に左目の摘出手術が行われた。
アシュリーさんによると、同地域周辺では犬がヤマアラシと接触し、針毛だらけになってしまうケースが頻繁に起きていると言い、ヤマアラシの針毛が刺さった犬を救出したのは、この2か月で27回目だと話している。
通常、ヤマアラシの針毛が刺さった状態の犬は、そのストレスから攻撃的になるという。しかし、同団体がTikTokに公開した動画では、表情が分からないほど顔全体がヤマアラシの白い針毛に覆われながらも、尻尾を振って大人しくしているブルータスの様子が映っていた。アシュリーさんは、「ブルータスはとても落ち着いた様子で、良い子に過ごしていました」と振り返っている。
ポーズ・アップ・プログラムは現在、ブルータスの新しい飼い主を募集しているが、1500本以上もの針毛に顔を覆われたブルータスの写真をFacebookなどに公開すると、「これはかわいそうだ」「助けてもらえてよかったけど、これは痛いな」「この状態で尻尾を振っているのがすごい」「どうやったら顔中にここまでの針毛が刺さるんだ」など、ブルータスへの同情の声が寄せられた。
中には、ブルータスの顔に刺さった針毛の数を見て、「ヤマアラシの体には、もう針が残っていないんじゃない?」と冗談を飛ばす声もいくつか届いていた。ヤマアラシは通常3万本以上の針毛を持っているため、1500本が抜けたとしても大きな影響はないそうだ。
ヤマアラシは、刺激を受けると針毛を抜けやすくすることで接触してきた相手を攻撃する。ヤマアラシに付着する細菌が原因で感染症を引き起こすこともあるため、速やかに針毛を抜くことが重要となる。犬に刺さってしまった場合には、鎮静剤か麻酔を使用した上で、獣医に抜いてもらうことが推奨されている。
ちなみに2021年には南アフリカで、ヤマアラシを襲った野生のヒョウが1時間半の格闘の末、針毛で肉球が血だらけになって攻撃を諦めていた。
画像は『Paws Up Program - PUP Facebook「De-quilled and recovering」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)