今年の平和への誓い、こども代表の2人が平和記念式典で広島から世界に発信しました。

「平和への誓い目を閉じて想像してみてください」

平和記念式典が始まる2時間前、こども代表の加藤晶さんは緊張していました。

こども代表 加藤晶さん「父と母が一番側で練習を見守ってくれていたので、しっかりと思いが伝わるように頑張りたい」

この日を迎えるまでに新たに知ったこともありました。代表に選ばれて以降、毎日5分間発声練習を行い、父が作った「広島平和へのノート」で原爆について調べてまとめていました。

作文をきっかけに晶さんの曾祖父が長崎で入市被爆していたことを知り、長崎にも足を運んでいました。

加藤晶さん「代表に選ばれていなかったら祖母の話も聞けていなかった、平和に詳しくなることができたのですごく良かった」

曾祖父の思いを胸に本番に臨みました。

平和への誓い「あすを共に過ごすはずだった人を失った人たちが、この世界のどこかにいるのです」「仲間と協力し、一つのことを成し遂げること、私た

ちにもできる平和への一歩です」

晶さんが大事にしていることは1人では平和を作れないということ。

大役をつとめた晶さん、あらためて平和への思いを強くしました。

加藤晶さん「カメラがたくさんあって、カメラの向こうにもきっとたくさんの人が見ていると思うとやっぱり緊張しました。私たちが読み上げた平和への誓いをきっかけに今ある核兵器が1つでも減って、亡くなってしまう命が1つでもなくなったらいいなと思います」