日本では珍しい超高級車のオークションに参加するチャンスだ。株式会社BINGOは2024年7月28日、「シティサーキット東京ベイ」(CITY CIRCUIT TOKYO BAY、東京都江東区)でオークションを開催する。会場には30台以上のコレクタブルカーが集結。どんなクルマが出品されるのか、事前に現地で確認してきた。

超高級車オークションを事前調査してきた

どんなクルマが入札に?

BINGOが開催するオークションには全31台の出品車両が登場。会場では「ケーニグセグ」(Koenigsegg)や「アポロ」(Apollo)といったハイパーカーも特別に展示される。どれも、なかなか実物を見られないクルマばかりだ。







左からシボレー「コルベット C3」、アルファロメオ「6C 2500」、フェラーリ「512 BB」





ハイパーカー「アポロIE」







現代アート作家の池内信介さんの作品も出品される。同作品には「レッドブルレーシング」のF1マシンのパーツを使用。裏にはマックス・フェルスタッペン、角田裕毅らF1ドライバーのサインが入っている

7月27日はプレビューデー、7月28日は13時にオークションが始まる。入札に参加する気があってもなくても、身分証明書を提示するなど条件を満たせば現場でオークションを見られるそうなので、入場方法が気になる人はBINGOに問い合わせてみてほしい。

どんな人が参加する?

BINGOでは2018年からオークションを開催しているとのこと。今年は今回で3回目となる。11月には日本の旧車(JDM)を中心とするオークションを開催する予定だ。

高級車オークションにはどんな人が集まるのか。BINGOの担当者によれば、「想像されるような、いわゆる『お金持ち』という方々ではないかもしれません」とのこと。というのも、オークションには、いわゆる「お金持ち」な人の「クルマ担当」が本人の代わりに参加することが多いとのこと。それと最近では、海外からの参加者も増えているらしい。

出品車両には「Estimate」(落札予想金額)が提示してある。これは、「最低でも、これ以上にならないと売買が成立しない」という金額に近い金額が書いてあるそうだ。オークションでは、欲しい人が複数人いる場合は値段が上がっていくので、落札予想金額さえ払えればそのクルマが購入できるというわけでもないらしい。







例えば、こちらのフェラーリ「テスタロッサ」(Ferrari Testarossa Koenig Specials、1987年式)は「Estimate」が3,800万円〜4,500万円となっていた。高いのか安いのか、それとも妥当なのか。ちょっと見当もつかない

記事で紹介したクルマは出品車両のほんの一部。ほかにも珍しいクルマがたくさんあった。超レアな高級車を一度に30台以上も見られる機会はめったにないので、クルマ好きなら観光気分でオークション会場を訪れてみるのも面白いはずだ。