スポニチ

写真拡大

 ◇パ・リーグ ソフトバンク5−1オリックス(2024年6月26日 京セラD)

 無傷の開幕5連勝だ。ソフトバンク・大関は今季最長に並ぶ8回を投げ抜いた。最後は直球が140キロを切る球もあったが、8回4安打1失点。118球で仕事を全うした。

 「よかったです。後半、球速が落ちてきた中でも粘れました」

 初回にいきなり2点の援護をもらったが、その裏、太田に一発を浴びて1点差。13日のヤクルト戦から中12日と休養十分だったものの「昨年の王者、強い」と警戒していたぶん、力を抜ける場面は少なかった。直球の最速は147キロだったが、5回には森、セデーニョと一発のある2人に145キロ以上を計測。明らかにギアを上げ、最少失点で粘った。

 「バテとったね。140キロくらしか出てなかった。8回までよう投げました」と小久保監督もねぎらう投球だ。交流戦は3試合すべてで100球以内、5日の中日戦、13日のヤクルト戦はともにリードしていた5回で早々と交代させられた。ただ、今回は「そのへんの(球速)落ちは多少、仕方ない」と開き直って、信頼を得た。

 先発で2戦2敗だったオリックス戦は通算7試合目で初勝利。開幕5連勝に加え、防御率は1・95。左腕は「(連勝は)続けられる限り続けたい」と控えめに誓った。