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 タレント上沼恵美子(69)が24日、ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」で、人生での裏切りについて語った。

 時の流れの早さを語り、「特にこの10年ぐらいがあっという間に経ったね。5年前には嫌な事もいっぱいあったしね。ああ、こういうことなんだな、人生のどん底って…と思ったね。裏切りですよね」と、唐突な番組降板劇があった当時を振り返った。

 「裏切られたことある?大きなウソつかれたことっていうのかな」と共演陣に問い、「やっぱり信頼してて、和気あいあいとスタッフが焼き肉食べてね…どれだけごちそうしたか。そんな奴らがみんな横向いた」と信じて尽くしてきた仲間の“手のひら返し”を示唆し、怒りの色をにじませた。

 「いろんなことありましたからね、皆さん。親しかった横についてくれてる女の人も裏切りましたしね」と回想。「憶測でネットが書いたりしてたわ…その子がかわいそうみたいなこと。かわいそうなのは私です」と言い切った。

 「その子はいい思いしたはず…私、気前がよくてすごい差し上げるんでね、生活も豊かになったと思います。今、どうやって生きてるんか…人を裏切って。私やったら苦しいな」と吐露。「週刊誌に売るわけですから。全部うそ。ないこと書かれて、その人が言うたと聞かされる」とあきれた。

 「私、画面のイメージで言われるの嫌なんだ。“女帝”とか“上沼がまた吠えた”ってね…オオカミみたいに。そんな吠えないし、あいさつもちゃんと若手にもする」と話し、「イスから立ち上がって“おはようございます”って言うんです。いっぱい来はったら化粧でけへんから、ごあいさつはスタジオの前でいっぺんにさせてください、ってお願いしてる」と説明した。

 「番組には差し入れも持って行くし、腰も低いし、笑顔でちゃんとやってるつもり。イメージで言わないでよ。そら人の悪口も言うたり、いろんなこと言いますよ、キャラでね。それは芸やと思ってください。そのまんま取られたんじゃ困りますね」と訴えた。

 「今思い出すと腹立つこともいっぱいありますけど、まあそんなことも乗り越えて。サンテレビの特番もあって、やっててよかったなって」と最後は穏やかに締めていた。