GKから繋ぐことにこだわる必要はあるのか ルーニーが語る育成年代の異変「組み立てようとして失敗し、ゴールを許してしまう」
最近のサッカー界では、自陣ペナルティエリアからボールを繋ぐ光景も当たり前のものとなった。GKもビルドアップに参加し、センターバックも自由にポジションを動かしながら攻撃を組み立てていく。
ただ、このプレイスタイルにこだわるべきなのだろうか。ユース年代のサッカーに違和感があると語ったのは、元イングランド代表のウェイン・ルーニー氏だ。
ルーニー氏は時折ユース年代のサッカーを見にいくようだが、そこで子供たちが後方から繋ぐことにこだわっていることに疑問を抱いている。
後方から繋ぐスタイルがどのチームにも合うわけではない。ルーニー氏によれば、ユース年代では後方で繋ぐことにこだわりすぎるあまり、ボールが最前線の選手に入らないなんて事例も起きているという。これでは生粋のストライカーは育たないかもしれない。
自陣深い位置でボールを回すのはリスクもあり、ユース年代でミスが起きるのは仕方がない。問題はそれが正しい育成方針かどうかだが、戦術論が先行しすぎるのも考えものか。