ユヴェントスでも結果を残していたロナウドと得点を喜ぶキエーザ photo/Getty Images

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サウジアラビアのアル・ナスルでゴールを量産し、EURO2024を戦うポルトガル代表に合流したFWクリスティアーノ・ロナウド。39歳を迎えた今もコンディションは安定しており、開幕前から得点王候補にプッシュする声もあった。

パフォーマンスはもちろんだが、ロナウドには若い選手たちを引っ張る強烈な影響力がある。

その影響力を明かしたのは、レアル・マドリードとユヴェントスでロナウドと一緒にプレイした経験を持つ元ドイツ代表MFサミ・ケディラだ。

今回ケディラはロナウドのユヴェントス在籍時のエピソードを明かしていて、若い選手たちのトレーニングに臨む姿勢にロナウドが注文をつけたことがあったという。

「クリスティアーノがユヴェントスに来た当初、キエーザがスマホを持ったままジムに入ってきたんだ。その姿をロナウドは『何をやっているんだ』といった感じで見ていた。そして彼に、『ジムにスマホは必要ない。トレーニングするんだ。インスタをやるな、Tiktokをやるな、トレーニングに集中しろ』と。若い選手たちはみんな驚いていたよ。ユヴェントスでのトレーニングの質もまるで別次元のものになったんだ」(英『Sportbible』より)。

ロナウドに言われれば若手も納得するしかないだろう。ポルトガル代表でもロナウドの存在感は特別なはずで、チーム全体が引き締まるのは間違いない。そうしたメンタル面の影響力も重要で、ピッチ外での貢献を含めてロナウドはポルトガル代表に欠かせぬ選手と言えそうだ。