梅雨に保育士が見つけてしまう「カビたエプロン」見逃しがちな衛生面…保護者が確認すべきこと【ママリ】

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園生活の持ち物の中の「食事エプロン」。主に0歳~2歳児クラスで使用していると思いますが、どれくらいの頻度で買い替えていますか?仕事で忙しくて、なかなか買いに行けず、同じものをずっと使用していることがあるかもしれません。実は、園生活で使用している食事エプロンがカビてしまうことがよくあります。保育園での役立つ情報を発信している、現役保育士まお先生(@babymassage_mao)が詳しくお伝えします。

低年齢ほど使用頻度が高い「食事エプロン」

保育園やこども園に通う子ども達は、食事エプロンを多く使います。

早い子で7時ごろから登園し、夕方は17時や18時を回るまで園で過ごす子どもたち。園生活では基本的に、昼食・お昼寝の後のおやつが、皆で食べる食事の時間です。それに加えて、0~2歳児に子ども達は、給食までに朝のおやつの時間がある園がほとんどで、1日に3回、園で食事をします。

よって、食事エプロンも1日3枚使います。年齢が上がるにつれて、エプロンを付けないでおやつを食べたり、給食時も付けずに食べる練習もしていくと思います。

園ではエプロンを十分洗えていないことも

まだ1人で食べるのが難しい子どもたちのエプロンの中は、いつも食べ物でいっぱい。そんな子どもたちの給食後、エプロンはどう片づけているのでしょうか。

園によって片付け方はいろいろあり、一度水洗いをしている園もあれば、食べ物だけを取り除いて片付ける園もあります。給食後は片づけ、お昼寝準備などが必要なため、じっくり1枚ずつ洗う時間はないのが現状です。

食べ物のシミがついたエプロンはカビやすい

エプロンは使用後に園で保管されている間、十分に洗われていない、濡れて湿っている、食べ物が残っているという状況です。家に帰って洗濯物や汚れたものを整理するまで、かなりの時間がたってしまいますよね。

湿っている上に食べ物の汚れもついている状態は、カビにとって繁殖しやすい環境。夏場は気温が高く、更にカビが生えやすくなります。

エプロンの素材にもよりますが、園でもカビが生えている、においがきつくなっているエプロンを見かけることがあります。

漂白消毒のほか、思いきって定期的に買い替えるのもおすすめ

・新しく買い替える

・定期的に漂白して消毒する

いつもきれいなエプロンを使用するためには、上記の2つをお勧めします。買い替えるタイミングは、カビはもちろんですが、においがきつくなっている時も買い替えのタイミングです。立派なものでなくても、100円ショップに販売されているエプロンで十分です。

もう1つは、漂白剤を水に薄め、その中に漬けて消毒をする方法。必ずしっかり水洗いをして乾燥させましょう。子どもの肌はデリケートなので、濃度やすすぎ洗いには十分注意をしてください。

梅雨や夏の時期になると食べ物も腐りやすくなります。春にそろえた園グッズなのに、もう買い替え?と思われるかもしれませんが、子ども達はエプロンに落ちた物も、手でつかんで食べます。食中毒にもなりやすい季節は、特に注意して確認してあげましょう。

エプロン同様、食後に口や手を拭くタオルもカビやすいです。こちらは、においがきつくなったら買い替えがおすすめ。直接口に触れるものは常に清潔を保ってあげたいですね。

梅雨時は特に「エプロンチェック」をお忘れなく

カビが生えているからと言って、違うエプロンを貸してあげることが難しいのが集団生活。先生達も配慮してあげたい気持ちは山々ですが、多くの子どものお世話をしていく以上、対応が難しいことがあります。

保護者の方々はお仕事などで忙しいとは思いますが、子どもたちが気持ちよく清潔なエプロンで食事ができるよう、エプロンは日々確認してあげてくださいね。

記事作成: ママリ編集部

(配信元: ママリ