磁石の力でお宝探しをする「マグネットフィッシング」。そんな趣味を持つ米国人カップルが、池から金庫を発見。中から出てきたのは、泥だらけになった大量の紙幣でした……。

↑磁力で釣れたのは…

 

ニューヨーク市に住むジェームズ・ケインさんとバービー・アゴスティーニさん。二人は新型コロナウイルスのパンデミック中、暇つぶしにマグネットフィッシングを始めたそう。そして、市内の池などで釣れた‟お宝”をYouTubeで公開してきました。

 

例えば、第二次世界大戦中に使われた手りゅう弾、19世紀の物とみられる銃、外国製のコイン、真珠など。中には、その池や公園が建設される前からあったとみられる、約300年前のぶどう弾(砲弾の一種)を釣ったこともあったそうです。

 

そんな彼らが先日、おそらく過去最高の大当たりを引き上げました。それが小さな金庫です。苔のためか水面が緑色になった汚い池から、金庫を釣り、中を開けると泥やヘドロまみれになった紙幣が出てきたのです。

↑金庫の中には泥だらけの紙幣があった(画像提供/AP/YouTube)

 

これまでにも金庫を釣り上げたことがあったという二人ですが、実際に紙幣が入っているのを見たときは「絶句した」とか。しかもその価格は、10万ドル(約1500万円※)にもなるとみられるのです。

※1ドル=約155円で換算(2024年6月7日現在)

 

カップルは、地元警察に通報。おそらくこの金庫は盗まれたものとみられるそうですが、金庫の持ち主が特定できなかったうえ、紙幣は泥まみれでひどい状態だったことから、警察に引き渡す必要はなく、二人はそれらの管理を認められたのです。

 

カップルは、破損した紙幣の修復を専門とする米国製版印刷局を訪れるつもりだとか。ただし、「今回見つかった紙幣について調べて価値を判定してもらうには、半年から長くて3年かかる可能性がある」そうです。

 

【主な参考記事】

USA Today. NYC couple finds safe containing almost $100,000 while magnet fishing in muddy Queens pond. June 4 2024