MediaTek(メディアテック)は6月4日、Chromebook向けの新型SoC「Kompanio 838」を発表しました。

↑新登場の「Kompanio 838」(画像提供/MediaTek)

 

Kompanio 838はChromebook向けのオクタコアプロセッサで、製造プロセスには「6nm」を採用。1日中利用可能なバッテリー駆動時間をうたっています。2台の4K解像度ディスプレイへの同時出力をサポートし、「MediaTek NPU 650」を搭載することで、AIタスクでは4 TOPSの性能を達成しています。

 

Kompanio 838は、ビデオコーデック「AV1」にも対応。AV1は画質を維持しながらファイルサイズが小さいのが特徴で、YouTubeやNetflixでも採用されています。また、Wi-Fi 6Eに対応し、カメラサポートを向上させるアップグレードされたISP(イメージシグナルプロセッサ)も搭載されています。

 

Kompanio 838を搭載したChromebookは、今後レノボからの発売が予定されています。お手ごろなChromebookでも十分な人工知能の処理性能が得られるのは心強いと言えるでしょう。

 

Source: MediaTek via 9to5Google