『ドラえもん』で“母の愛”に感動…!のび太の母の日のプレゼントにママが意外な言葉

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『ドラえもん』のエピソード約1000話を見放題で配信しているアニメ視聴サービス「ドラえもんTV」。

5月27日(月)から5月31日(金)まで、「こころにささるおもいヤリ」(2020年5月9日放送)を期間限定で無料配信している。

◆母の日のプレゼントが思わぬ事件を

母の日をテーマとした「こころにささるおもいヤリ」は、のび太とママの親子の絆に感動する隠れた名作だ。

母の日にドラえもんと買い物に行ったママは、上機嫌なスネ夫のママに遭遇する。スネ夫が母の日に最高級のカーネーションをプレゼントしてくれることが嬉しくてたまらないよう。

「オタクの坊ちゃまも何か計画しているんじゃ」と言うが、のび太に限ってそんな気の利いたことができるとは思えず、2人とも複雑な顔を見せる。

その後、のび太を探しに行ったドラえもんは、花屋の前で立ち止まるのび太を発見!

母の日を覚えていたことに感激するが、なぜかのび太は店には入らず、土手に行くとタンポポを摘み始めた。

「まさかタダで済ませようと…?」と不安になるドラえもん。

予想通り、のび太はママに「いつもありがとう」と言い、土手で摘んだタンポポを渡そうとする。

「タンポポなんかじゃママはがっかりする」と思ったドラえもんは一計を案じ、ひみつ道具『おもいヤリ』を投げつけた。

すると、おもいヤリが光のヤリに変わり、ママの胸に刺さる。この光のヤリが刺さると、思いやりの言葉が深く心に刺さり、喜びや感謝の気持ちを大きくしてくれるのだ。

ひみつ道具の効力で「のびちゃんがママにタンポポを!」「なんてママ思いの子なんでしょう!」と感激したママは、この喜びを近所に知らせたいと家を飛び出す。

大げさだと不審に思ったのび太は、ドラえもんから事情を聞かされ納得。恥をかく前にママを止めようと探しに行くことに。

しかし、すでにママは近所中に感動を伝え回っていた。最高級のカーネーションをもらったスネ夫のママの前でも自慢し…。

そんなとき、『おもいヤリ』の効力が切れ、ようやくママが正気を取り戻す。

のび太はホッとするが、スネ夫から「本気で母の日にタンポポをあげたのか?」とからかわれ気まずい反応を。

そんなのび太を見て、ママは怒るかと思いきやこう語りかけた。

「このタンポポ、のび太が母の日のプレゼントにくれたんです。きれいに咲いているでしょう?きっと一生懸命きれいな花を選んでくれたのね。ありがとう」

土手で摘んだただのタンポポでも、ママにとっては特別な花。ひみつ道具の力を借りずとも、のび太からの「ありがとう」の気持ちはちゃんと伝わっていたのだ。

我が子を思う母の愛が描かれたこのエピソード。

観たらきっと、心の中にある大切な人への想いを重ね、あたたかく優しい気持ちになるだろう。