「じゃあ何スか オレのこの部屋も子ども部屋おじさん言うンすか」……と、ネットネタをもじってつぶやいたのは、Xユーザー「たにす」さん。

 投稿に添えられた動画を見ると、そこには「ジャンケンマン」をはじめとするキッズゲーム筐体や、ファミコンカセット、お面などが部屋いっぱいにズラリ。子ども部屋というより、これはもはやおもちゃ屋さんだ……!

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 キャラモノ、レトロゲーム、往年のキッズ筐体など……ちょっとニッチでノスタルジーなモノを収集する様子をSNSやYouTubeで公開しているたにすさん。

 元々のコレクター気質に加え、ある日ニンテンドーDS用ソフト「ナムコミュージアムDS」をプレイした際、単純明快なゲーム性と魅力的な音楽やドット絵に衝撃を受けたこと、その少し後に実家からスーパーファミコンが出てきたことがきっかけとなり、レトロゲームに興味を持つように。

 そのうち、ゲーム以外にも様々なコンテンツに興味が湧きだし、往年のキャラクターグッズ、昭和グッズ、さらにはキッズゲーム筐体と、自身が「面白そうだ」と思ったモノを集めることが楽しくなっていき、今ではこれが大きな生きがいと呼べるまでになったのだそうです。

 グッズの入手経路はネットやリサイクルショップが主。動画を見た限りでも、全部で一体何点あるのか、というほどの物量を誇っていますが、中でも特に「収集の原点たち」として紹介してくれたのが「メイシーのVHSテープ」「アンカード(アンパンマンのキッズ筐体のカード)」「トミカ 三菱パジェロJr.」「ファミコンソフト けろけろけろっぴの大冒険」の4種類。

 特にVHSテープ、およびカセットテープは「好奇心の原点」と位置付けるほどに重要なグッズであるようで、幼少期は暇さえあれば食い付くように見ていたとのこと。なんでも、ビデオの本編よりも、その前に流れる予告編やロゴ映像が大好きだったのだとか。この頃からすでに、なんともマニアックな視点を持っていたようです。

 そんなたにすさんに、今後の展望をうかがうと、「もしいずれ新しい住処になりましたら、室内まるごと私の『大好き』を広げた空間にして、来客者をとことん楽しませたい、と長らく計画しております」と心の内に秘めた夢を語ってくれました。

 現在の、自室に好きな物を詰め込んだ雑多感も素敵ですが、たしかに広いスペースに整然と並べられ、のびのびと遊べる空間も魅力的。

 また、学校などで使われている放送機器や、動作品のてれびでんわ筐体をもう1、2台欲しいという具体的な目当ての品も。たにすさんの頭の中には、きっと未来に向けた設計図があるのでしょう。ぜひいつか、夢を実現してほしいですね。

<記事化協力>
たにすさん(X:@SWM_2600a /YouTube:「たにす -TANISU-」)

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024052402.html