「ビワマス」は琵琶湖固有種のサケ科の魚で、大きい個体は60cm以上に成長します。そんなビワマスを釣りに琵琶湖まで行ってました。

ビワマス|滋賀県ホームページ

https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/suisan/18668.html

今回は「低速で進む船の上から釣り糸を沈めてビワマスが掛かるのを待つ」というトローリングと呼ばれる手法でビワマス釣りに挑みます。琵琶湖周辺には船やロッドなどトローリングに必要な備品をすべて貸し出してくれる業者が数多く存在するので、予約さえすれば手ぶらで行ってもビワマス釣りを楽しめます。

というわけで、朝4時半頃に集合場所に到着。奥に見える船に乗って釣りポイントまで向かいます。



船は猛スピードで進み、あっという間に岸が見えなくなりました。

早朝の琵琶湖を船で突っ走る - YouTube

天気が良かったので、日が昇る様子をバッチリ観察できました。なお、ビワマス釣りの際は日陰のない湖上で何時間も過ごすことになるので、日焼け止めや帽子などの日焼け止め防止グッズが必須です。今回は日焼け止め対策をまったくしていなかったので、顔が真っ黒に焼けました。



20分ほど爆走して釣りポイントに到着。船長がテキパキとトローリングの準備をしてくれました。今回乗った船では、釣り糸とおもりをクリップでつなげ、おもりをウィンチで一定の深さに沈める「ダウンリガーシステム」という方式が採用されていました。写真下部に写る黒色の機械がウィンチで、おもりがぶら下がっています。そして、ピンク色のロッドから出る釣り糸がおもりに引っ張られている状態です。この状態でビワマスが掛かるまでしばらく待つというわけです。



この魚型の物体がウィンチでつり下げるおもりです。



さらに、ウィンチを使わずにおもり入りの釣り糸を流す「レッドコアラインシステム」も併用。複数のロッドでビワマスを狙います。



ビワマスが掛かったら、ロッドをクイッと持ち上げて釣り糸とおもりの連結を外し、リールをグルグル巻いて釣り上げます。ビワマスは意外と重たく、「魚と戦っている感覚」を存分に楽しめます。今回は船長が「リールをゆっくり巻いて」とか「ロッドの先端を水面に近づけて」といったようにアドバイスしてくれたので、釣り初心者でもビワマスを次々に釣り上げられました。

琵琶湖でビワマス釣り上げる - YouTube

ビワマスは水面近くでバシャッと飛び跳ねることも多く、「水面ギリギリまで巻き上げたのに逃げられた」という状況も多発。ビワマスを釣り上げる寸前に逃げられる際のガッカリ感はかなりのものですが、それもまた楽しみのひとつです。

ビワマスを釣り上げる寸前に逃げられた - YouTube

釣り上げたビワマスはこんな感じ。一定のサイズより小さい個体は湖に返し、大きい個体はキープします。



ビワマスをいけすに入れる様子。



いけすはこんな感じ。どんどんビワマスが増えていきます。



これは釣った数をカウントするカウンター。今回は1人5尾が上限ということで、7人で35尾釣った時点で終了となり岸へ帰りました。



釣り上げたビワマスの一部。今回は全長54cmの個体6尾を含む35尾を釣ることができました。



釣ったビワマスは、持参したクーラーボックスに入れて持ち帰ります。



持ち帰ったビワマスで色んな料理を作る記事を近日中に公開予定です。

・つづく