AppleのiPhone SEシリーズは、旧モデルの部品を利用することにより価格を抑えたiPhoneであり、一部のユーザーから根強い人気を誇っています。次期モデルの第4世代iPhone SEは、販売価格が第3世代と比較して約10%上昇する可能性があると報じられました。



Redesigned iPhone SE could be more expensive

https://9to5mac.com/2024/05/20/redesigned-iphone-se-price/

第4世代iPhone SEはもともと2024年に発売されると予想されていましたが、記事作成時点では正確な発売時期が明らかになっていません。海外メディアのThe Informationは、第4世代iPhone SEの発売時期は2025年春になるという見通しを示しています。

アナリストのミンチー・クオ氏によると、第4世代iPhone SEにはiPhone 14と同じ6.1インチOLEDディスプレイが搭載される可能性があるとのことです。

Appleの第4世代「iPhone SE」が復活か、iPhone 14と同じ6.1インチOLEDディスプレイで大画面に - GIGAZINE



そして2024年5月には、リーカーのJ. Reve氏が、第4世代iPhone SEのアメリカにおける販売価格は前モデルと同じ429ドル(約6万7000円)か、それより約10%値上がりした約472ドル(約7万3800円)になると予想しました。Appleの目標は、たとえ第4世代iPhone SEが値上がりしたとしても、本体価格を499ドル(約7万8000円)以内に抑えることだとJ. Reve氏は述べています。

Apple関連のニュースを報じる9to5Macは、Appleには製品が大幅に再設計されたタイミングで価格を引き上げてきた歴史があると指摘。そのため、第3世代iPhone SEとは異なりiPhone 14の部品を使用した第4世代iPhone SEが値上がりされても、驚くことではないとのこと。

その一方で、気になるのは「第4世代iPhone SEが発売された後、iPhone 14の販売価格はどうなるのか?」という点です。iPhone 14は2024年後半に最新モデルのiPhone 16シリーズが発売されると、販売価格が599ドル(約9万3600円)に値下がりするとみられますが、その後に登場する第4世代iPhone SEは部品が同じなのに価格が大幅に安いことになります。

9to5Macは、「Appleが新しいiPhone SEをiPhone 14とどのように区別するのかは不明なままです。たとえば、AppleはiPhone 14を段階的に廃止する可能性もあります」と述べました。