海外日本人、今季ヨーロッパで「10ゴール超え」を達成した6人

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攻撃の選手にとって、「シーズン二桁得点」は大きな目標の一つである。攻撃的ミッドフィルダーやウイングであればエースの証であり、ストライカーであれば及第点の働きができたかどうかの基準ともいえる。

今季のヨーロッパにおいてチームで「公式戦二桁得点」を決めた日本人選手をピックアップしていこう。

オナイウ阿道

クラブ:オセール

リーグ:フランス・リーグドゥ

全公式戦の成績:37試合15ゴール

今シーズン、リーグアンのトゥールーズから2部のオセールへと移籍することになったオナイウ阿道。シーズンを通して左ウイングやセンターフォワードとして継続的に出番を獲得し、スタメンでも途中出場でも結果を残せる選手として重用された。

11月のサンテティエンヌ戦、そして先週末のコンカルノー戦とシーズン2回のハットトリックを決めるなど安定した数字を残し、チームのリーグドゥ優勝に大きく貢献した。

小川航基

クラブ:NECナイメーヘン

リーグ:オランダ・エールディビジ

全公式戦の成績:36試合15ゴール

横浜FCから昨年夏にNECナイメーヘンへと移籍した小川航基。エースとして獲得されたベテランFWバス・ドストが試合中に病気で意識を失ってしまったため、その後彼の役割はとても大きいものになった。

継続的にセンターフォワードとして起用され、リーグ戦では11ゴール。そしてカップ戦に当たるKNVBベーカーでは5試合4ゴールと大活躍し、チームの準優勝に大きく貢献している。

古橋亨梧

クラブ:セルティック

リーグ:スコティッシュ・プレミアシップ

全公式戦の成績:49試合19ゴール

ブレンダン・ロジャーズ監督が就任したセルティックで苦戦した古橋亨梧。昨季のようにゴールを量産できず、アダム・イダーにポジションを奪われることも多かった中で、それでもチームの優勝に貢献するプレーを見せた。

レギュラーシーズンでは33試合11ゴール4アシストで、上位プレーオフでは5試合3ゴール。さらにチャンピオンズリーグで2ゴール、カップ戦で3ゴール。これだけの数字を残しながらも「不調」と批判されること自体がスゴい話である。

前田大然

クラブ:セルティック

リーグ:スコティッシュ・プレミアシップ

全公式戦の成績:35試合10ゴール

スコティッシュ・プレミアシップでは6ゴールのみながら、カップ戦では2試合で4ゴールと大爆発した快速ストライカー前田大然。シーズン全公式戦で10ゴールに乗せた。

ブレンダン・ロジャーズ監督に代わったあともウイングとして重要な存在であり続けており、豊富な運動量とスピードで唯一無二のインパクトを残している。チャンピオンズリーグではアトレティコ・マドリー相手にアシストも。

鈴木唯人

クラブ:ブレンビーIF

リーグ:デンマーク・スーパーリーグ

全公式戦の成績:30試合11ゴール

昨季はフランス・リーグアンのストラスブールでプレーしていた鈴木唯人。デビュー戦でゴールを決めたものの、買い取りされることはなかった。その悔しさを抱いて今季はデンマークのブレンビーIFに加入。

前半戦ではあまり長い出場時間を与えられなかったものの、後半戦と上位プレーオフでエースとして定着。優勝争いの中で8試合4ゴール5アシストと大爆発し、一気にリーグ最高クラスの選手として評価されるようになった。

永松秀麻

クラブ:ズニチュ・プルシュクフ

リーグ:ポーランド2部

全公式戦の成績:32試合11ゴール

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関西大学を卒業後にラトビアへと渡り、2020年からポーランドでプレーしているアタッカー。ズニチュ・プルシュクフでは今年3年目を迎えており、2部リーグでキャリアハイの成績を収めている。

リーグでは30試合を戦って10ゴール5アシスト。カップ戦でも2試合で1ゴール1アシストとチームの中心として活躍し、2部昇格初年度のクラブを残留へと導いている。