Image: Crowd Supply

オープンソースのガジェット楽器を手がけているWee Noise Makersというメーカーが、新モデル「PGB-1」への出資をクラファンで募っています。

PGB-1はシンセやリズムマシン、サンプラー、シーケンサー、エフェクターを統合して、1台でトラック制作を可能にしたいわゆるグルーブボックス。機能が豊富なのに手乗りサイズで、操作体系もわかりやすく、直感的な楽曲制作が可能です。128×64のOLEDのディスプレイを搭載していて、ぱっと見はちょっとゲーム機ぽかったりします。

ラズパイベースでカスタマイズ可能

同時発音数は8で、最大62秒のサンプリングが可能。サウンドエンジンは19種類以上を搭載していて、複雑な音作りもできそう。入出力端子はUSB-C(バッテリー充電も兼ねる)、ヘッドホンアウト、ラインイン、MIDI In/Outを搭載。

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プロセッサーは最近のこの手のガジェットに多いRaspberry Pi(ラズベリーパイ)を使っています。プロダクションファイルはオープンソースとして公開されているので、PythonやC/C++などの言語によってプログラムをカスタマイズして、自分好みの新機能を追加することもできます。

PGB-1はプラスチックケースの通常版と、アルミケースの限定版の2種類が用意されています。価格は送料込みでプラケースが249ドル(約3万9600円)、アルミが299ドル(約4万7600円)。

スマホばりに小さくて操作がたいへんそうですが、動画を見てると意外にスムーズに操作できてます。ボタンの配列がシンプルでわかりやすいというのも大きそうですね。サウンドも含めて実機をチェックしてみたいところです。

Source: Crowd Supply