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ジョージ・ミラー監督による『マッドマックス』シリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』を、『ベイビー・ドライバー』(2017)や『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)などのエドガー・ライト監督が大絶賛だ。なかには、同じ映画製作者として思わず「羨ましい」と感じるほどのシーンもあったという。

シリーズ9年ぶりの新作となる『マッドマックス:フュリオサ』では、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)で初登場を果たしたフュリオサの知られざる過去の物語が描かれる。先日、豪シドニーではプレミアイベントが開催され、海外のジャーナリストたちからはSNSでのが一斉に公開されていたが、ライト監督は一足早く映画を4月に鑑賞していたとか。自身のX(旧Twitter)では、映画監督ならではの視点から絶賛レビューを投稿している。

「映画作りに必要なことは理解していますが、ジョージ・ミラー博士がどうやって作っているのかがいまだにわかりません。幸運にも1ヶ月前に『フュリオサ』を観られましたが、彼が作る映画がどのようにして存在しているのかと、今でも動揺しています。

とても複雑で精密、没入感があって、演出やブロッキングに注がれた計画と愛情はただただ非現実的です。ジョージと彼のチームによる、45年にわたる想像力と本能に満ちた映画には脱帽です。この映画は、目と耳を存分に楽しませてくれるでしょう。1周回って1979年のマックスの冒険を思い起こさせてくれます。」

ライト監督は、『Furiosa: A Mad Max Saga』という原題にも着目。副題を「マッドマックス:サーガ」と題したことについて「間違ってはいないと思います」と綴り、その理由を「『怒りのデス・ロード』のような追跡劇映画というよりは、復讐叙事詩だからです」と説明している。監督いわく、「最も近い比較対象」は、1959年公開の名作『ベン・ハー』。監督は、「復讐の長い導火線が何年にもわたって燃え続け、最高に甘い復讐で報われる」という同作の物語を、家族を奪われたフュリオサの旅路と重ね合わせた。

フュリオサ役のアニャ・テイラー=ジョイとは、『ラストナイト・イン・ソーホー』で仕事を共にした仲のライト監督。実はアニャを本作の主演に推したのもライト監督だった。2020年に開かれたというミラー監督との会食でのやり取りを思い起こしながら、アニャに対して「彼女がスクリーンを照らしているのを見るのがとても楽しみで、誇らしいです」と激励の言葉を贈った。アニャ演じるフュリオサと対峙するディメンタス将軍役のクリス・ヘムズワースについても「かつてないほど素晴らしい」と絶賛している。

また、ライト監督は劇中中盤で訪れるというあるシーンについて、「思わず友人に“あんなのいったいどうやってやるんだ?”と身を乗り出して言ってしまいましたよ」と驚愕の声もシェア。総じて、「フィルムメイカーもファンも頭をクラクラさせながら席を立つことになるでしょうね。僕は刺激を受けたと同時に羨ましいと感じました!」と率直に綴った。

『マッドマックス:フュリオサ』は2024年5月31日(金)劇場公開。

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