震度分布図(中央気象署HPから)

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(台北中央社)23日未明、東部・花蓮周辺を震源とするマグニチュード(M)6以上の地震が2回発生した。交通部(交通省)中央気象署(気象庁)は、いずれも3日に起きた東部地震の余震だとの見方を示し、今後半年から1年は余震が起きる可能性があると注意を促した。

気象署の統計によると、3日の地震から23日午前8時までに起きた余震の回数は1110回で、M6以上M7未満が4回、M5以上M6未満が56回、M4以上M5未満が344回、M3以上M4未満が706回だった。23日午前2時26分にはM6、同32分にはM6.3の余震があり、いずれも花蓮県で最大震度5弱を観測した。

気象署地震観測センターの呉健富主任は記者会見で、同日未明に起きたM6以上の地震について、震源の深さが浅かったため、大きな揺れを感じたと説明。余震の回数は時間がたつにつれて少なくなるとしながらも、突然増えることもあるとした。

呉主任は、22日午後5時8分から23日午前8時までは約180回の地震が起きていると指摘。最近は降雨の機会が増え、地盤が緩んでいるとして山地での活動を控えるようにし、地震への備えをするよう呼びかけた。

(張雄風/編集:齊藤啓介)