グループステージ敗退が決定した中国代表。(C)AFC

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 4月19日に開催された、パリ五輪・アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップのグループステージ第2戦で、U−23中国代表は韓国と対戦。0−2で敗れた。

 大岩ジャパンとの初戦に0−1で敗れた中国は、この試合でも好機を活かせず、逆に34分と69分に被弾する。

 83分には、日本戦と同じくGK登録のユ・ジンヨンをFWに送り込む奇策に出るも最後までネットを揺らせず、2試合連続の完封負け。その後の試合で日本がUAEに勝利したため、グループステージ敗退が確定した。

 これを受けて、中国メディア『直播吧』は「なんて悲惨なことだ。U-23アジアカップの中国の戦績は1勝13敗、一度もグループステージを突破していない」と悲嘆。また、『捜狐』は「ヤオドン監督が戦術の天才! 身長2メートルのGKを再びFWにさせた。愚策で日韓を破るなんて冗談だ」と皮肉っている。
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「ファンは五輪予選が始まる前から出場権獲得が不可能であることを知っていたとはいえ、残念ながら日本との初戦は11人対10人でしたがチャンスをものにすることができず、0−1で負けてしまった」

 記事は「韓国との第2戦では、チャンスを掴む能力において、両者の間には大きな差があった」と指摘し、こう続けている。

「中国サッカーは短期的に日本や韓国のような強豪とは比べ物にならない、戦術や選手の動きの細部には問題が多く、それを解決できない。長期的なトレーニングに期待するだけだ」

 日本戦でも韓国戦でもチャンスを作りながら、中国はまだ1ゴールも挙げられていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部