京浜急行線(資料写真)

 京急電鉄は19日、京急線の運転士(48)が保安装置の一つを作動させない状態で列車を運転していた、と発表した。

 同社によると、運転士は5日午後、杉田−京急川崎間において、運転中の浦賀発品川行き普通電車で、ハンドルの保安装置にヘアゴムを巻き付けて運転していたという。定期巡回中の運転業務指導担当者が目撃し、発覚した。

 同社によると、運転士は「眠気を催し、ハンドルから手が離れて保安装置が作動し緊急停止することを恐れて行った。約1年前から同様の方法を繰り返していた」と説明、現在は運転業務から外れているという。同社は「再発防止策に取り組んでいく」としている。