小池知事の肝いり「1.6億円」TOKYOモニュメントに批判殺到…7億円プロジェクションマッピングに続く無駄遣いに「やりたい放題!」
ライトアップされた巨大な「TOKYO」の文字――。3月30日、中央区の「晴海ふ頭公園」で、設置された巨大モニュメントがお披露目された。この日の点灯式では、18時に「点灯〜!」の言葉を合図にライトアップされたのだが、大きなイベントもなくあっさり終了。
横幅10メートル、奥行き6.8メートル、高さ3.5メートルの巨大なモニュメントは、文字の形をしたものとしては国内最大級というが、なんと言っても驚くのはその設置費用。
TOKYO MXの報道によれば、文字だけで4400万円。モニュメントを照らすライトアップ設備が2600万円。モニュメントの裏側に設置される階段や基礎などの工事費用が9000万円。合計で約1億6000万円になるという。
この高額な費用について、SNSでは大きな批判が寄せられている。
《何がライトアップだよ 税金盗み散らかしてる》
《1億6000万円の「TOKYO」モニュメント、「デザイナーに高額の依頼料払ってました」とか判明してめちゃくちゃ燃えて欲しい》
《さすがに1.6億円も掛かるとは思えない。1.6億円も使うのならもっと有意義な事に使うべきではないのか? 何かおかしい》
《なんでアレが1億超するん?????? という疑問沸くんですが。(中略)あれが1億超かかる理由をはっきりさせよとおもう》
「このモニュメントが設置された晴海ふ頭公園は、2021年の東京五輪の選手村跡地です。選手村を改修したマンション『晴海フラッグ』の入居も始まり、付近には家族連れも多い。
それなのに、住民に説明もなく、いきなり遊び場を潰して巨大モニュメントが作られ始めたので、大きな騒動となったんです。工事開始時にその問題を報じた東京新聞は、《小池知事の肝いり計画が暗礁に》などと報じましたが、結局、モニュメントは完成しました。
モニュメントのそばには子どもたちに向けて《のぼらない・とびおりない》との注意書きがあるようですが、子どもたちは平気で登るでしょう。高さ3.5メートルもありますから、転落事故が起きたら大変です」(週刊誌記者)
実は、「TOKYO」の文字モニュメントは、ここだけではない。2021年にも、東京ビッグサイトのそばに作られている。小池知事は、よほど「TOKYO」を主張したいらしい。
「小池都知事が『東京』をアピールするのは構いませんが、今回のモニュメントには『税金の無駄』との声が非常に多い。
思い起こされるのは、都が2024年2月から始めた世界最大のプロジェクションマッピングです。都庁の建物に映像を投影するプロジェクトで、こちらは予算7億円が計上されています。
知事は『新しい名所に』と語っていますが、SNSでは、《小池のやりたい放題に税金が使われている感じ》《税金を食い物にしてるだけ》といった怒りの声があふれています」(同)
小池知事は4月1日、新年度のスタートに合わせ、「世界から憧れられる東京の未来を都民のみなさんが実感できるよう」と語ったが、このモニュメントが「東京の未来」なら悲しすぎる。