Microsoftが、Bing ChatをベースにしたチャットボットAIアシスタント「Copilot」をリリースして1周年を迎え、CopilotのページデザインやUIを再設計したと発表しました。これに伴って、Copilotのバランスモードを改善する微調整モデル「Deucalion」がリリースされたことも明らかとなりました。

Delivering Copilot for everyone - The Official Microsoft Blog

https://blogs.microsoft.com/blog/2024/02/07/delivering-copilot-for-everyone/

CopilotとBingの製品兼エンジニアリング担当チーフヴァイスプレジデントであるジョルディ・リバス氏によると、Deucalionは「Copilotのバランスモードをよりリッチかつ高速にする」とのこと。



また、Copilotのウェブブラウザ版・iOS版・Android版で、エクスペリエンスが改善されました。実際にウェブブラウザ版のCopilotに「肉じゃがの作り方」を質問してみた結果が以下。文章の中で見出しや強調したい部分が太字になっており、さらに肉じゃがの画像が添付されるようになりました。



肉じゃがの画像をクリックすると、肉じゃがについての検索結果が表示されました。



さらに、Copilotに「Designer」という機能が搭載されました。これにより、Copilotと会話して生成してもらった画像をその場で編集することが可能になったとのこと。Designerがどんな機能なのかは以下のムービーでチェックすることができます。ただし、Designerは記事作成時点で日本向けにはリリースされていません。

Find, create and get things done faster with Copilot - YouTube

なお、2024年2月11日にはプロアメリカンフットボールリーグ・NFLの優勝決定戦であるスーパーボウルが開催予定。このスーパーボウルは毎年アメリカで年間最高視聴率を記録するほど注目されるイベントで、MicrosoftはスーパーボウルのCM枠で流されるCopilotのCMを公開しています。

Microsoft Game Day Commercial | Copilot: Your everyday AI companion - YouTube